茨城県稲敷市は、美しい自然が豊富で農業が盛んな田園都市です。
都心からも遠すぎず、移住に憧れがあるけれど初めての田舎暮らしに不安があるという方におすすめです。またさまざまな支援が整っているため、移住先として人気が高まっています。
そこで本記事では、茨城県稲敷市の魅力や移住関連の制度について紹介します。程よい田舎暮らしに興味のある方は必見です。
茨城県稲敷市とは
まずは稲敷市の基本的な情報を茨城県稲敷市紹介します。
所在地 |
茨城県南部に位置する市 |
人口 |
約37,425人 |
面積 |
205.8㎢ |
稲敷台地からなる豊かな自然と、広大な水田地帯から水辺環境に恵まれた地域です。
東京からの距離も近くアクセスがいいのも特徴です。周辺につくば市や成田市があり、交通網が良好なためアクセス面でも高い利便性が確保されています。
田舎暮らしに憧れがあるけれど、いきなりの田舎に移住は心配・不安という方にもピッタリでしょう。
茨城県稲敷市の魅力
ここからは稲敷市の魅力を4つ紹介します。
稲敷市の魅力
- 豊かな自然に囲まれる田園都市
- 重要文化財を有する歴史ある市
- 保育待機児童数ゼロ人を誇る生活県境
- 首都圏中央連絡自動車道が通るアクセス便利な立地
以下で詳しく解説します。
豊かな自然に囲まれる田園都市
稲敷市は豊かな自然と水に囲まれ、温暖な気候に恵まれています。
農業が盛んでお米が有名な地域です。初秋、稲穂が黄金色に色づく景観は本当に素晴らしいです。
たくさんの農作物が特産品として名をあげています。
稲敷市の特産物
- かぼちゃ
- れんこん
- ミルキークイーン(お米)
- いちご
- いちじく
また、霞ヶ浦・利根川・新利根川・小野川などの自然を楽しめるレジャーも多く、身近に自然を感じることができます。
重要文化財を有する歴史ある市
常陸と下総の国境に位置する稲敷市では、古くから文化の交流点として数多くの歴史的文化財が残されています。
国指定重要文化財 |
平井家住宅
横利根閘門 |
県指定重要文化財 |
阿弥陀寺寝釈迦堂、逢善寺などの建造物
満願寺銅造如来立像 |
史跡 |
国指定史跡:土器製塩遺跡である広畑貝塚
無形民俗文化財:大杉神社あんばばやし |
市内の歴史民俗資料館では、稲敷市の歴史や稲敷市出身の7代横綱「稲妻雷五郎」と相撲に関する展示もあります。
保育待機児童数ゼロ人を誇る生活県境
稲敷市では、待機児童数ゼロ人を達成しており、申込者に対し利用している割合を出したランキングでは首都圏815市区の中でも1位となっています。
教育機関数 |
保育所:6カ所
幼稚園:4カ所
小学校:8校
中学校:4校
高等学校1校
その他:1校 |
医療機関数 |
病院数:3カ所
診療所数:29カ所(歯科含む) |
増加する保育需要に対応できるよう、保育所数を確保しているため安心して子育てができる環境といえるでしょう。
首都圏中央連絡自動車道が通るアクセス便利な立地
稲敷市は首都圏へのアクセスが便利です。
東京から50km圏内でJR常磐線を利用すると約50分で東京に出られます。車でも約70分の距離なため、首都圏と2拠点生活も最適でしょう。
周辺都市のつくば市や成田市とも距離が近く、交通網は良好です。
茨城県稲敷市の移住関連支援制度
稲敷市では以下の移住関連支援が用意されています。
詳しく見ていきましょう。
移住支援金
わくわく茨城生活実現事業
- 直近10年間で通算5年以上東京圏に居住・就労
- 転居直前に1年以上東京圏に居住・就業
- 稲敷市に5年以上居住する意思がある
東京圏(東京・神奈川・埼玉・千葉)から稲敷市に移住する人に向けて、1世帯100万円単身だと60万円の補助金が支援されます。
市内への定住と中小企業の人手不足解消を目的としているため、マッチングサイトに登録された就業先もしくは起業が対象です。気になる方は詳細をチェックしてみましょう。
引用:わくわく茨城生活実現事業
住宅支援
稲敷市では住宅支援制度として下記の制度があります。
- 稲敷市若年夫婦及び三世代マイホーム取得支援助成制度
- 稲敷市三世代同居リフォーム資金補助制度
- 空き家バンク
稲敷市内に住宅取得(新築・中古可)リフォームに対して、世帯の種類に応じて助成制度が用意されています。特に40歳以下の若年夫婦、若年子育て世帯に対しての制度が手厚いため、詳細を確認しましょう。
また空き家バンクの利用に関しても助成制度があります。リフォームや家財処分に対しても助成金が出ます。地方の空き家問題は重要課題のため、有効活用できるのは素敵ですね。
引用:人口減少対策
就業支援
- 就労支援「お仕事探しいなしき」
- 新規就農者支援制度
- 市民のための創業支援事業
就労支援サイトでは稲敷市の就労を促すマッチングサイトです。
新規就農者支援としては、18~60歳の農業をする意思のある方へ年間60万(最長3年間)の補助が交付されます。
また、地域経済の活性を目的に新規事業を開始する方へ50~最大90万円の補助も用意されています。
このような支援も活用することで、挑戦をしながら新しい生活をスタートすることも可能です。
子育て支援
- 出産応援給付金
- 子育て応援給付金
- マル福(医療福祉制度)
稲敷市では出産・子育て応援金と名し、子ども1人に対し5万円の現金給付があります。妊娠届けが提出後対象となり、金銭援助だけでなく応援歓迎されているという印象をうけます。妊婦・ママの安心につながるでしょう。
育児中も、次年度小中学校入学時と中学生卒業時に商品券の配布を行っています。
また稲敷市では育児を応援する、行政のサービス「ママフレ」があります。気になるけれど聞きにくかったり、分かりづらい制度のポイントがまとまっています。マル福をはじめとする、妊娠出産・子育て・ひとり親・未熟児や障がい児へのサポートやケアも手厚く用意されています。
茨城県稲敷市での暮らし
稲敷市でスムーズに生活が始められるよう暮らしの情報を紹介します。
稲敷市のごみ情報
ごみ分別方法
- 燃やすごみ
- ビン・ガラス類
- 金属類
- 紙製容器包装※
- プラスチック製容器包装※(+ペットボトル)
- 新聞チラシ、雑誌、段ボール※
- 粗大ごみ※(ガラス・その他のプラスチック製品)
※紙製容器包装は、紙・紙パックマークが付いているものが対象です。汚れが付いたものは燃えるごみ
※プラスチック製容器包装は、プラマークが付いているものが対象です。ペットボトルと袋を分け出すようにしましょう。汚れが付いたものは燃えるごみ
※新聞チラシ、雑誌、段ボールは、それぞれの種類にわけて縛って出します。
ゴミ袋は、ごみの種類に応じて指定袋が用意されています。詳細を確認して出すようにしましょう。
引用:稲敷市公式ホームページ(ごみについて)
稲敷市の住居情報
都心よりも土地代が安く、同じ予算でも広い家が建てることができます。
稲敷市の平均坪単価が37,421円なため、都内と比べるとその差は歴然です。(参照:土地代データ)
稲敷市空き家バンクの助成制度で、リフォーム助成金・家財道具処分助成金を利用すると予算をさらに抑えることも可能です。
稲敷市のお仕事情報
稲敷市には多くの就労支援事業が用意されています。
新規事業や起業、農業、市役所関連の求人も募集されています。
メモ
- 就労支援サイト「お仕事探しいなしき」
- わくわく茨城生活実現事業
移住前の仕事をテレワークで継続する場合にも支援制度があります。
稲敷市のおすすめスポット
おすすめスポット
- あみプレミアム・アウトレット
大型商業施設
- 和田公園
霞ヶ浦を眺望できるキャンプスポット。遊具もあり自然を堪能できる
- ゴルフ場
広大な自然の中でするゴルフは最高です。稲敷市はゴルフ場が多い町です。
上記以外にも歴史民族資料館は、稲敷市の歴史を学んだり、図書館も併設されている複合施設です。都会ではなかなか感じることのできない風情が感じられます。稲敷市出身である横綱「稲妻雷五郎」や相撲に関する展示が多く祭られています。
まとめ
稲敷市は自然が多く東京へのアクセスもいいことから、田舎暮らしに憧れがあるけれど心配もある方にピッタリの移住先です。
移住を検討している方は移住後スムーズに生活がスタートできるよう、各自治体のルールも把握しておきましょう。
名称 |
稲敷市役所地域復興部 まちつくり推進課 |
住所 |
茨城県稲敷市犬塚1570番地1 |
電話番号 |
029ー892ー2000 |
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