本記事では洗濯機の処分方法を7つ紹介していきます。洗濯機は粗大ごみでは処分できないため、正しい処分方法を理解する必要があります。
ぜひとも本記事を参考にしていただき、あなたに合った方法で洗濯機をお得に処分してくださいね。
この記事を読んでわかること
- 洗濯機の処分方法
- 洗濯機の処分に関する基礎知識
- おすすめの洗濯機処分方法
洗濯機は家電リサイクル法の対象製品だから粗大ゴミに出せない
洗濯機は粗大ごみでは回収してもらえません。これは日本中どの自治体でも同じで、粗大ごみでの回収は一切できません。
粗大ごみで回収してもらえない理由としては「家電リサイクル法の対象となっている」点が挙げられます。洗濯機や前述したエアコン・テレビ・冷蔵庫は家電リサイクル法の対象で、簡単に言えばリサイクルが義務付けられています。
家電リサイクル法とは
一般家庭や事務所から排出された家電製品(エアコン、テレビ(ブラウン管、液晶・プラズマ)、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機)から、有用な部分や材料をリサイクルし、廃棄物を減量するとともに、資源の有効利用を推進するための法律です。引用:家電リサイクル法 経済産業省
洗濯機の処分に必要なリサイクル料金と収集運搬料金
洗濯機は家電リサイクル法に基づいた方法で処分されるので、リサイクル料金と収集運搬料金を支払う必要があります。

リサイクル料金は洗濯機のメーカーや製品の大きさによって変わります。収集運搬料金は家電量販店ごとに費用が決められています。
洗濯機のメーカーを確認したら、家電リサイクル料金を確認してみてください。
処分費用合計 |
内訳(リサイクル料金) |
内訳(収集運搬料金) |
5,687円 |
2,530円 |
3,157円 |
リサイクル料金は回収業者に直接支払う方法と郵便局で振り込む方法があります。手続きをせずに簡単に処分したい方は、業者に依頼するか家電量販店を利用しましょう。
参照:一般社団法人 家電製品協会
洗濯機の処分方法7選
それでは早速洗濯機の処分方法を7つ紹介していきます。
洗濯機の処分方法7選
- 買い替えの際に引き取ってもらう
- 購入したお店で引き取ってもらう
- 自治体指定の業者に依頼する
- 自治体が指定する場所へ持って行く
- リサイクルショップで売る
- ジモティーで譲る
- 不用品回収業者に依頼する
それぞれ詳しく見ていきましょう。
買い替えの際に引き取ってもらう
洗濯機を買い替える場合は、買い替えの際に家電屋さんに引き取ってもらえます。洗濯機の買い替えの際は、家電屋さんは引き取り義務があるため、必ず洗濯機を引き取ってもらえます。
そのため、買い替えの際は基本的には新しく購入する家電屋さんに引き取りを依頼しましょう。ちなみに引き取ってもらう際はリサイクル料金と収集運搬料金がかかるのが一般的です。
リサイクル料金は洗濯機の種類によって変化しますが、おおむね2,530円~3,300円に収まっています。詳しくは「RKC 一般財団法人家電製品協会」からメーカー名を検索して調べられます。
収集運搬料金は家電屋さんによって異なるので、買い替えの際に確認しましょう。
購入したお店で引き取ってもらう
購入したお店で引き取ってもらうのも一つの手です。こちらも購入したお店自体は引き取り義務があるため、そのお店が現在もある限りは必ず引き取ってもらえます。
そのため、処分をしたい場合は購入したお店で引き取ってもらいましょう。購入したお店で引き取ってもらう場合も、リサイクル料金と収集運搬料金がかかります。
前述したように、リサイクル料金はおおむね2,530円~3,300円で、収集運搬料金はお店によって異なります。
自治体指定の業者に依頼する
粗大ごみとして回収している地域はほとんどありませんが、自治体によっては指定の業者に依頼して引き取ってもらえます。指定の業者に依頼する場合、リサイクル料金と収集運搬料金を支払わなければいけません。
業者に直接処分費用を支払うのか、事前に郵便局で振込しておくのかは業者ごとに異なります。申し込みをするタイミングで料金の支払いも確認しておくと安心です。
自治体指定の業者は洗濯機の回収を行うのみで、運び出しには対応していないケースが多いです。運搬するのが難しい場合は、不用品回収業者を利用しましょう。
自治体が指定する場所へ持って行く
自治体が指定する場所へ持って行くのも一つの手です。自治体が指定している取引場所へ自分で持って行けば、収集運搬費をかけることなくリサイクル料金だけで回収してもらえます。
そのため、できるだけお金をかけたくない方におすすめです。ただし、ドラム型洗濯機は自分で運搬するのは非常に困難なので、留意しておきましょう。
参照:一般財団法人家電製品協会
リサイクルショップで売る
リサイクルショップで売るのも一つの手です。高価な洗濯機であれば、逆にお金を受け取れるのが大きなメリットです。
ただし自分で運搬をしなければいけないため、手間はどうしてもかかります。
出張買取を利用するのも一つの手ですが、この場合は運搬の費用がかかってしまうため、結局買取ではなく処分として料金がかかってしまうことも少なくありません。
製造から5年以上たった家電は価値が大きく下がるといわれているので、5年以内の洗濯機ならリサイクルショップの利用を検討しましょう。
ジモティーで譲る
お金も手間も抑えたい場合はジモティーを利用しましょう。ジモティーでは近くの洗濯機が必要な人を探して、譲ることができます。
ジモティーの登録や利用料金は完全無料ですし、譲る形になるので、引き取り希望者も現れやすいです。個人間での取引となるので、リサイクル料金や収集運搬費がかかることもありません。
ただし自宅から洗濯機を取り外して、引き取り者に渡す手間はあるので、留意しておきましょう。
不用品回収業者に依頼する
洗濯機の処分は不用品回収業者に依頼することもできます。電話一本で自宅まで来てくれて、取り外しなどもすべて任せられます。そのため、手間をかけずに処分したい方におすすめの方法です。
料金はリサイクル料金や収集運搬費、トラックの費用などさまざまプラスされるので、他の方法と比べると高くなりがちです。ただし不用品回収業者が買取もしている場合があるので、洗濯機の状態によっては無料どころか逆にお金をもらえることも。
最短なら30分ですぐに家に来てくれるので、引っ越し間近ですぐに処分したい方におすすめの方法といえます。
違法な不用品回収業者とのトラブルに巻き込まれるケースも
業者を適当に選んでしまうと、悪徳業者とのトラブルに巻き込まれることがあります。チラシで無料回収を謳う業者やトラックで街を巡回している業者に依頼して、作業後に高額な請求をされたという事例もあります。
ですから、不用品回収サービスを利用するときは、会社情報や口コミを確認するようにしましょう。時間に余裕がある方は、複数社に見積もりをとることをおすすめします。
参考:国民生活センター
パターン別におすすめの洗濯機処分方法を紹介!
パターン別におすすめの洗濯機処分方法を紹介します。
パターン別おすすめの洗濯機処分方法
- 洗濯機の買い替えをする場合
- シンプルに処分をしたい場合
- お金をかけずに処分したい場合
- 洗濯機がまだ新しい場合
- 時間と労力をかけたくない場合
以上5つのパターンに分けて紹介していきますね。
洗濯機の買い替えをするなら購入する家電屋さんがおすすめ
洗濯機の買い替えをするなら、購入する家電屋さんがおすすめです。買い替え時は家電屋さんに引き取り義務が発生するので、確実に処分ができます。
リサイクル料金と収集運搬費がかかるとはいえ、洗濯機の処分には基本的には必要になるものなので、妥協しましょう。洗濯機は取り外しなどが面倒ですが、基本的にはすべて家電屋さんにお任せできるため、手間も基本的にはかかりません。
また新しい洗濯機を搬入するついでに引き取ってもらえてスムーズなのも大きなメリットです。
シンプルに処分したい場合は購入した家電屋さんがおすすめ
シンプルに処分だけをしたい場合は、購入した家電屋さんで処分してもらいましょう。購入した家電屋さんにも引き取り義務は発生するため、確実に処分ができます。
買い替え時と同様にリサイクル料金と収集運搬費はかかりますが、手間なく処分ができますよ。
お金をかけずに処分したいならジモティーがおすすめ
お金をかけずに処分をしたいならジモティーがおすすめです。ジモティーは登録費用が無料ですし、何よりも他の処分方法で発生してしまうリサイクル料金と収集運搬費がないのが大きな魅力です。
自分で取り外しをしたり、家の外へ運搬したりする必要は出てきますが、お金をかけたくないのであればジモティーを利用してみてください。
ただし地域によっては引き取り希望者が現れないので留意しておきましょう。
新しい洗濯機ならリサイクルショップがおすすめ
製造から5年以内の新しい洗濯機ならリサイクルショップで売りましょう。ジモティーは無料で処分できますが、製造から間もない洗濯機なら現金化できます。
新品に近いものなら出張買取で手間を減らすのも良いですし、自分でリサイクルショップまで持って行き、買取価格を上げるのも一つの手です。買取に期待ができるならリサイクルショップの利用を検討してみましょう。
時間と労力をかけたくないなら不用品回収業者がおすすめ
時間と労力、両方をかけずに処分したいなら、不用品回収業者がおすすめです。基本的には電話一本で即日に駆けつけてくれますし、自分で取り外しなどをする必要もありません。
そのため、引っ越し間近ですぐに処分したい方には特におすすめです。料金が高いのが欠点ではありますが、買取をしている不用品回収業者なら、洗濯機の買取にも十分期待できます。
まずは無料で見積もりをしてもらって、どれくらいの料金になるのか、逆に買取をしてもらえるのか確認してみるのも一つの手ですよ。
洗濯機を無料で回収してもらうことは可能?
洗濯機を処分したいけど、無料で捨てられたりする…?
まだ使用できる洗濯機であれば、無料で処分することも可能です。リサイクルショップなどの買取サービスを利用して、無料で手放しましょう。業者の中には大型家電の買取に対応しているところもあります。
ただし、年式が古かったり、目立つ汚れがあったりすると買い取ってもらうのは難しいでしょう。また、壊れた洗濯機は再利用するために修理が必要になるので、無料で回収してもらうのは困難なケースが多いです。
壊れた洗濯機を廃棄するときはリサイクル料金と収集運搬料金を支払う必要があるため、5,000円程度の費用がかかります。
洗濯機を不用品回収するなら日本不用品回収センターがおすすめ!
洗濯機を不用品回収するなら日本不用品回収センターがおすすめです。日本不用品回収センターは不用品の回収、買取、遺品整理など幅広い業務を手掛けています。
不用品回収に関しては年間の実績20,000件と圧倒的で、安定感は抜群です。また対応スピードも速く、最短なら30分で駆けつけてくれます。
そのため「引っ越しまで時間がない!」「とにかくすぐに処分したい!」「洗濯機以外もたくさん回収してほしい」という方には特におすすめです。また買取も行っているので、場合によっては回収費用をかけることなく、洗濯機の処分ができます。
見積もりは無料ですし、LINE見積もりも行っているので気軽に依頼してみてはいかがでしょうか。
洗濯機の処分に関するよくある質問
最後に洗濯機の処分に関するよくある質問を紹介していきます。
洗濯機の処分に関するよくある質問
- カビは取っておいたほうが良い?
- 水抜きはしたほうが良い?
- リサイクルショップと回収業者どっちのほうが高く売れる?
気になる内容があればチェックしておきましょう。
カビは取っておいたほうが良い?
洗濯機の買取を依頼する場合、つまりリサイクルショップや不用品回収業者に依頼する場合は、カビは取っておいた方が良いです。
カビ取りをした方が買取金額は上がりますし、カビ取り自体もそこまで手間がかかるものではないので、基本的には買取に出す前に行っておきましょう。洗濯機のカビ取りは塩素系を使うのが一番強力です。
重曹やクエン酸でもカビ取りはできますが、高価買取を目指すなら市販の塩素系のカビ取り剤を購入してしっかりと綺麗にしましょう。またカビ取りだけでなく、糸くずフィルターを綺麗にしたり、隙間の埃を拭いておくだけでも買取価格アップには期待が持てますよ。
ただし、製造から5年以上たっているような買取がそもそも期待できない洗濯機の場合は、カビ取りをしたところで何も変わらないので注意しましょう。
水抜きはしたほうが良い?
水抜きは基本的には行っておきましょう。水抜きをしていないと運搬中に水が垂れて家の中が濡れてしまう可能性があります。
またジモティーで譲る場合も、引き取り者の車が水で濡れて迷惑をかけてしまう恐れがあるので、水抜きをした方が無難といえます。水抜きの手順は以下の通りです。
水抜きの手順
- 洗濯機の蛇口を閉める
- 洗濯機の電源を入れ通常の洗濯をスタートする
- ある程度洗濯機を運転させたら停止させる
- 給水ホースを外す
- 再度洗濯機の電源を入れ脱水モードでスタートする
- 洗濯機本体を傾けて排水ホースの水を抜く
- 排水ホースを取り外す
水抜きをするタイミングとしては、引き取りをする前、最後に洗濯機を使った後がベストです。引き取りの直前に行うと、手間取って間に合わない場合があるので注意しましょう。
リサイクルショップと回収業者どっちのほうが高く売れる?
リサイクルショップと回収業者はどちらも洗濯機の買取ができますが、基本的にはリサイクルショップのほうが高く売れます。
リサイクルショップは買い取った洗濯機を自社でそのまま販売するため、コストが少なく、高値で買取をしやすくなっています。回収業者は、回収がメインなので、買取に特化している業者は多くはありません。
そのため、購入したばかりで確実に売れそうな洗濯機はリサイクルショップで売りましょう。反対に売れるかどうか分からない洗濯機は、回収業者で見積もりを貰いましょう。
値段が付かなかった場合はそのまま回収してもらえますし、値段が付いた場合はリサイクルショップで見積ってもらっても良いですし、面倒ならその場で売っても良いです。どちらもメリット・デメリットがあるので、自分に合った方を選びましょう。
洗濯機の処分方法まとめ
洗濯機は粗大ごみでは捨てられず、リサイクル料金や収集運搬費がかかるため、処分が大変です。洗濯機の状態、買い替え状況などによって、リサイクルショップが良かったり、家電屋さんが良かったり、不用品回収業者が良かったりと、ベストな選択は変化します。
本記事で紹介した中から、自分に合った方法を見つけて、スムーズに処分を進めていただければ幸いです。
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