「家に傘がたくさんあるけど処分方法が分からない」「外で傘が壊れちゃった時どうすればいい?」という悩みを抱えている人は、この記事を最後まで読むと疑問が解消できるような内容となっています。
傘の処分方法には、自治体で処分する方法と自治体以外で処分する方法があります。それぞれの処分方法や傘の分解方法について詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
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傘の処分方法は自治体ごとに異なる
傘の処分方法は自治体によって異なり、ごみの詳しい処分方法は各自治体の公式ホームページに掲載されています。以下では、自治体に処分してもらう方法について3つ紹介します。
不燃ごみとして処分する
傘を「燃えないごみ=不燃ごみ」として取り扱う自治体は多く、処理方法も不燃ごみの回収日にゴミ捨て場に傘を持って行くだけなので手間がかかりません。
しかし自治体によっては燃えないごみ専用のごみ袋を使用する必要があり、指定のごみ袋に傘が入らなければ粗大ごみ扱いになる可能性もあります。
また30cm以上・50cm以上のものは粗大ごみ扱いになるなど、大きさの指定がある自治体もあります。ごみの処分方法は急に変更されることもあるので、傘を処分する前に最新の情報を確認しておきましょう。
傘を不燃ごみに指定している自治体 |
板橋区 |
10本までは束ねる |
千葉市 |
・不燃ごみ指定袋に入れる
・袋からはみ出し可能 |
名古屋市 |
30cm以上も不燃ごみ |
粗大ごみとして処分する
多くの自治体では50cm以上の傘は粗大ごみに指定されることが多いです。粗大ごみとして処分する場合は事前予約が必要になり、手数料も発生します。
手数料を抑えたいときや早く傘を処分したいときは処理施設まで持ち込めば早く処分でき、手数料も安くなるかもしれません。傘を粗大ごみとして処分する時の一般的な流れは、以下の通りです。
粗大ごみの出し方
- インターネット・電話から自治体の粗大ごみセンターに申し込む
- コンビニ・郵便局などで「粗大ごみ処理券」を購入し、氏名・受付番号を記入
- 「粗大ごみ券」を貼り付けた傘を指定日・時間に出す
粗大ごみとして処分する場合の手数料やごみを出す時間・場所は自治体によって異なるので、申し込み前に費用と回収日時を確認して下さい。
正しい方法で処分しないと傘が回収されない可能性があるので、しっかりと指示通りに処分するようにしましょう。
傘を粗大ごみに指定している自治体 |
文京区 |
10本以上の場合は粗大ごみ(10本以下は不燃ごみ) |
相模原市 |
分解できない傘は粗大ごみ |
静岡市 |
不燃・粗大ごみ(戸別収集) |
回収ボックスを使用する
自治体の中にはリサイクルの一環として、傘の回収ボックスを設置しているところもあります。
場所は公民館やごみ処理施設に置かれていることが多いですが、自治体によって設置場所は異なります。
自分好きなタイミングで処分したい場合や、リサイクルに役立てたい場合は回収ボックスを活用してみて下さい。
回収ボックスの有無や設置場所に関しては、自治体のホームページから確認できます。
傘を分解して処分するには?
傘を処分する際に、傘を分解してそれぞれ分別しなければいけない自治体もあります。そのため傘を処分する際は分解方法を事前に知っておくと便利です。
以下では傘の分解方法を解説していきます。折りたたみ傘の分解方法も紹介しているので、一緒にチェックしておきましょう。
骨組みと傘布を分解する
傘を分解して処分する場合、「持ち手」・「傘布」・「骨組み」の3つに分ける必要があります。分解するときは、まず必要なものを準備しましょう。
道具がなくても分解できますが、時間がかかったり怪我をしてしまう恐れがあるので、道具はなるべく準備しておくと良いでしょう。
詳しい手順は以下の通りです。
傘の分解方法
- 傘の先端(石づき)を外す
傘を閉じた状態にして、反時計回りに回すと外れる。接着剤で固定されている場合は無理して外さなくても問題なし。
- 骨組みの先端(つゆ先)を外す
引っ張れば簡単に外れる。固定されている場合はペンチを使って外す。
- 傘布を取り出す
傘を開いた状態にする。傘布と骨組みを繋いでいる糸をはさみで切る。
- 持ち手を分解する
持ち手を引っ張って分解する。難しい場合はペンチを使用する。(持ち手が金属の場合は不燃ごみになるので、分解する必要なし)
傘の分解方法は動画でも紹介されているので、分解が難しい人はこちらの動画も参考にして下さい。
(出典:横浜市一般廃棄物許可業協同組合)
折りたたみ傘は分解する?
折りたたみ傘のほとんどが小さいサイズなので、そのまま不燃ごみとして処分できることが多いです。
しかし、自治体によってはどの傘であっても分解して処分するように決められているところもあるので、その場合は傘と同じやり方で分解して処分しましょう。
傘の修理やリメイクも検討できる
傘が壊れた場合、すぐに処分するのではなく修理やリメイクを検討してみましょう。
修理できる部品があれば、その部分だけ交換することで、傘を長持ちさせることができます。
また、傘の骨組みや生地を利用してリメイクすることもできます。
最近はSDGsへの関心の高まりもあり、DIYやリサイクルのアイデアが豊富に公開されています。
例えば、傘布を使ってエコバッグを作成したり、骨組みを植物の支柱に活用することができます。
DIYやリメイク修理をすることで、環境にもやさしく、資源を無駄にしない選択ができます。
環境負荷の少ないエコな傘の選び方
環境に負担をかけず、長く使える傘を手に入れることも検討しましょう。
環境にやさしい素材やリサイクル素材を使用した傘を選ぶことが重要です。
耐久性が高い傘、修理しやすい構造や交換可能な部品がある傘も環境負荷の少ない傘と言えます。
こうした傘を選ぶことで短期間での買い替えを防ぐことに繋がり、潜在的な不用品を減らすことができます。
自治体以外で傘を処分する方法4選!
傘を粗大ごみとして処分しなければいけない場合、時間・手間・お金がかかってとても面倒です。そんな時には自治体以外で傘を処分すれば、時間もかからず無料で処分できることもあるので手間をかけずに済みます。
ここでは、自治体以外で傘を処分する方法4つを紹介していきます。
新しい傘を購入する時に回収してもらう
出典:イトーヨーカドー
自治体以外で傘を処分する方法の1つ目は、新しい傘を購入するときに古い傘を引き取ってもらう方法です。この方法は傘の販売をしている店舗全てでできるわけではありませんが、期間限定でキャンペーンを行なっているお店もあります。
現在イトーヨーカドーでは不用品になった衣類品や傘を引き取りし、新たに購入した衣類品や傘が割引となる「買い替えキャンペーン」を行なっています。期間は3月1日(水)〜3月19日(日)まで実施しており、店舗によっては実施していない場所もあるので公式ホームページから確認してみて下さい。
メリット
- 買い替えのタイミングで回収してもらえる
- 傘の在庫が増えない
デメリット
- 購入しないと引き取ってもらえない
- 回収を行なっていない店舗もある
まだ使える傘を寄付する
出典:ワールドギフト
自治体以外で傘を処分する方法の2つ目は、まだ使用できる傘を団体へ寄付することです。国内でも傘の寄付を受け付けている団体は多くあり、少しの寄付でも大きな社会貢献となります。
傘の寄付を受け付けているNPO法人のワールドギフトは、物品の寄付支援・食糧支援・医療支援など命を守る支援を行なっている団体です。寄付された物資は世界各国に配られ、1人1人の命を救い生活を守る手助けとなります。
「まだ使える傘だし、処分するなら誰かの役に立ってほしい。」と考えている人は、その傘を寄付してみてはどうでしょうか。
寄付する方法
- 事前に段ボール等に梱包を済ましておく
- メールフォームから依頼する
- 注意事項をよく読み、確認メールを返信する
- 指定日時に自宅へ集荷してもらう
詳しい申し込み方法は、以下の動画を参考にして下さい。
出典:WORLD GIFT JAPAN
集荷は佐川急便か郵便局のどちらかを選択でき、どちらも送料は無料です。
集荷方法 |
寄付金 |
佐川急便 |
1箱:3,700円 |
郵便局 |
1箱:2,900円 |
自分の都合に合わせたい場合は自宅から発送することもできますが、送料が発生するので注意して下さい。
ワールドギフト以外で傘の寄付を受け付けている団体も合わせて紹介します。
ブランドの傘は買取に出す
自治体以外で傘を処分する方法の3つ目は、ブランド傘を買い取ってもらう方法です。車移動が多く傘の使用頻度が少ない人やプレゼントでブランド傘をもらったけど使っていないという人は、傘を買取に出すと状態によっては高額で買い取ってもらえる可能性があります。
ブランド品の買取をしている「ブランディア」ではジャンルも幅広く取り扱っているので、未使用のブランド傘を持っている人はぜひ活用してみて下さい。因みにブランド傘の買取相場は5,000円〜10,000円前後となっています。
取扱いブランドの一例
- LOUIS VUITTON(ルイヴィトン)
- GUCCI(グッチ)
- HERMES(エルメス)
- CHANEL(シャネル)
- PRADA(プラダ)
- MARC BY MARC JACOBS(マークバイマークジェイコブス)
- Burberry(バーバリー)
ほかにも様々なブランドを取り扱っているので、査定を申し込む前に自分の持っている傘のブランドが取り扱われているか事前に確認しておくと、買取作業がスムーズに進みます。
ブランディア以外にも、ブランド傘の買取を行なっている会社があるので、利便性や傘の買取価格などを参考にしながら高く買い取ってくれそうな会社を選びましょう。
もし傘の状態が悪い場合や、自分の持っている傘のブランドが取り扱われていなかった時にはフリマアプリやリサイクルショップを活用すると、収入になるかもしれません。
手間をかけてでもお金が欲しい際は「フリマアプリ」、手間を省いてすぐに傘を処分したい際はリサイクルショップを利用すると良いでしょう。
デメリット
- 状態が悪い場合は買い取ってもらえない
- 取り扱っていないブランドの可能性がある
傘や不用品を業者に回収してもらう
最後に紹介するのは、傘やその他の不用品を回収業者へ依頼することです。不用品回収業者に依頼すれば傘だけでなく大きな不用品もすぐ処分できるので、手間をかけずに早く処分したい時は不用品回収業社への依頼がおすすめです。
多少費用はかかりますが、即日対応・無料査定・大きな不用品を自分で運搬する必要がない等のメリットも沢山あります。回収費用は業者によって多少違いがあり、1社に絞って申し込むと相場よりも高く費用がかかってしまったと後悔する可能性もあります。
平均相場を知り高額な費用を支払わないようにするためにも、2〜3社から査定をしてもらうようにして下さい。ただし不用品回収業者を利用する際は、悪徳業者に巻き込まれないよう注意しなければなりません。
あまりにも査定費用が安い場合は悪徳業者である可能性があり、実際にトラブルが発生したケースも近年増加傾向にあります。
出典:独立行政法人国民生活センター
以下では、実際に悪徳な不用品回収業者に巻き込まれたケースをいくつか紹介します。
「トラック詰め放題」との広告を見て依頼したら、当日荷台の囲いの高さまでしか載せられないと言われ、断るとキャンセル料を請求された。
出典:
独立行政法人国民生活センター作業終了後に高額な料金を請求されて支払い、「クーリング・オフはできない」と書かれた書面にサインをさせられた。
出典:
独立行政法人国民生活センター
悪徳な不用品回収業者の特徴は以下の通りなので、1つでも当てはまった時は利用を避けるようにして下さい。
悪徳な不用品回収業者の特徴
- トラックで近所を巡回している
- 無料のチラシが投函されている
- アポなしに訪問してくる
- 会社の名前・電話番号などの情報が確認できない
不用品回収をする際には自治体からの許可が必要で、「古物商許可」・「一般廃棄物収集運搬許可」が自治体から許可をもらっているという証明になります。
不用品回収業者の公式ホームページにどちらかの記載があることを必ず確認してから、査定依頼をしましょう。
メリット
- 不用品をまとめて回収してもらえる
- 即日対応であれば、すぐに処分できる
- 手間がかからない
傘や不用品をまとめて処分するなら日本不用品回収センターへ
出典:日本不用品回収センター
傘や不用品をまとめて回収したい場合は、24時間対応している日本不用品回収センターへご相談下さい。無料査定は最短30分で対応可能、分別不要なので手間をかけずに不用品を一気に片付けたい人におすすめのサービスです。
日本不用品回収センターは満足度92%と実際に利用している人の多くから評判を得ており、多くの信頼を集めています。
日本不用品回収センターが人気の理由
- 日時指定可能
- 丸投げOK
- 何でも回収OK
- 損害賠償保険あり
- 最短即日回収
引越しに伴い使用していた家具家電の回収をお願いしました。物量の割に安いと感じてしまうようなお値段で引き取っていただきました。どこにいくらかかるか等の説明もしっかりしていただき、安心して利用させて頂きました。また機会があれば頼もうと思います。
出典:
GoogleMap他の業者と違い名刺をきちんと渡してくれます。対応もとても丁寧で親切でした。家具や家電に分別のされてないゴミの回収を依頼して予算に収まる範囲で回収をお願いしようとしたところ、物が多すぎて予算をオーバーした金額を提示されましたが、こちらの状況を伝えると親身に話を聞いてくださりお値下げまでして頂きました。少し予算はオーバーしてしまったが依頼した量からするととても安く対応していただけたと思います。計3社程利用しましたが最初からここにお願いすれば良かったと後悔してます。普段レビューは書きませんが自ら投稿しようと思うほどの満足度と他社との違いを感じました。ありがとうございました。
出典:
GoogleMap
現在割引キャンペーン実施中で通常よりも安く不用品が処分できるため、傘や不用品を処分したい人は公式ホームページから電話・LINE・メールいずれかの方法でお気軽にご相談下さい。
傘の処分でよくある質問3選!
傘の処分でよくある質問を3つピックアップしました。
傘がうまく解体できない人や外出先での傘の処分方法が分からない人は参考にしてください。
出先で傘が壊れたらどこに捨てればいい?
外出先で急な突風や大雨などで悪天候に見舞われた時の傘の処分方法は、いくつか挙げられます。傘は自治体で決められた方法で処分するのが1番良いですが、大きく破損している場合は自宅に持ち帰れないこともあるでしょう。
そんな時は、以下の方法で傘を処分するのがおすすめです。
外出先での傘の処分方法
- 新しく傘を購入した時に回収してもらう
- リサイクルショップに持ち込む
- 駅で処分できるか駅員へ相談する
百貨店や雑貨店である程度の値段をする傘を購入したときは回収してもらえるケースもありますが、全ての店舗で引き取ってもらえるわけではありません。
コンビニやスーパーでビニール傘を購入しても壊れた傘は引き取ってもらえないことが多いので、注意して下さい。傘を回収してほしい場合は、購入前に引き取ってもらえるか確認をとっておくと安心です。
また駅で壊れた傘が放置されていることもありますが、駅員や他の利用者の迷惑になるので無断で放棄するのはやめましょう。駅によっては傘を処分するための箱が用意されているところもあるので、どうしても電車を利用する際に邪魔になってしまう場合は、駅員さんへ一言声をかけるようにしましょう。
傘を解体するときのコツは?
傘を解体するときのコツは、解体途中で広がってしまう骨組みをガムテープでしっかり固定するか紐で縛っておくことです。
そうすると解体途中で骨組みが当たって怪我をするというリスクも減り、安全かつスムーズに解体作業ができます。またビニール傘ではなく丈夫な造りをした傘を解体する際は、パイプカッターやロッキングプライヤーなどの工具があると余計な力を使わず解体できるのでおすすめです。
100均一やホームセンターで販売されており簡単に手に入るので、急ぎで傘を処分したい場合でなければ軍手・はさみと一緒に準備しておくと良いでしょう。
傘の消費量が多いって本当?
日本は世界から見ても傘の消費量が多い国とされており、洋傘だけで年間約1億2千万〜1億3千万本消費されているといわれています。
推計で1億2~3千万本程度です。推計についてはここ数年ほぼ横ばいで、景気による大きな影響や市場の変化は、さほどありません。
出典:日本洋傘振興協議会
人口換算すると1人1本程度の計算なので、思ったより少ないと感じる人もいるかもしれません。
しかしビニール傘は統計に含まれておらず、実際はもっと多くの傘が消費されているといえ、実際年に数本は傘を購入するという人も少なくありません。
ウェザーニュースが実施した調査結果によると、全国平均で1人4.2本傘を所有しているというデータが出ており、多くの傘を消費していると推測できます。
出典:ウェザーニュース
傘を多く消費しているということはその分傘の処分量も増えて環境問題にも直結することになるので、必要最低限の本数だけ所有すると資源の無駄遣いも減らせ環境保護にもつながります。
最近では「アイカサ」といった傘のレンタルサービスも普及しつつあるので、急な天候不良で傘が必要になった時にはぜひ活用してみて下さい。
傘の処分方法まとめ
傘の処分方法や分解方法について紹介しました。自治体で処分する際は、決められたルールに従って傘を処分するようにして下さい。
リサイクルショップや買取業者を利用すれば収入としてお金が入ってくることもあるので、傘の状態に合わせてベストな処分方法を選びましょう。
また、大量の傘を処分する場合や他の不用品とまとめて処分したい場合には、不用品買取業者へ依頼しましょう。「すぐに処分してほしい」、「分別が面倒」という人には、24時間対応している日本不用品回収センターがおすすめです。
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