山形県最上町は、山形県の北部に位置しています。夏は避暑地、冬はスキーなどのウィンタースポーツの地として人気の場所です。
最上町は、移住・定住、就業、子育て支援などへのサポートが充実しています。近年では、移住先としても支持を集めている町です。
本記事では、最上町の魅力や移住関連の支援制度、暮らしの情報を詳しく紹介します。
最上町への移住を検討している方は、ぜひお読みください。
山形県最上町とは?
まずは最上町の基本的な情報を紹介します。
所在地 |
山形県の北部に位置する |
人口 |
約7,300人 |
面積 |
330.37㎢ |
山形県最上町は、山形県の北部に位置しています。人口は約7,300人、面積は約330.37平方キロメートルに及びます。
最上町は、新幹線や高速道路を利用すれば、山形市や仙台市などの大都市へのアクセスも良好です。気候は四季折々の変化がはっきりしており、夏は涼しいですが冬は積雪が多いため、特別豪雪地帯に指定されている地域でもあります。最上町は、夏は避暑地として、冬はスキーなどのウィンタースポーツが楽しめる場所としても人気があります。
山形県最上町の魅力
最上町の魅力・特徴
- 豊かな緑と美しい水がある町
- 情緒あふれる温泉地
- 集約された生活環境
- 車があるとさらに便利
以下で詳しく見ていきましょう。
豊かな緑と美しい水がある町
最上町は、緑が豊かで自然に恵まれています。周囲は美しい山々に囲まれ、清らかな「最上小国川(もがみおぐにがわ)」が広がります。
自然あふれた環境のため、日常生活の中で四季の風景を身近に楽しめるのが、最上町ならではの魅力です。
春には桜が咲き誇り、夏には清流での川遊びが楽しめます。秋には紅葉が美しく、冬には雪景色が広がり、季節ごとに異なる魅力を感じられるでしょう。
情緒あふれる温泉地
最上町には歴史的な温泉地が多い場所でもあります。例えば「赤倉温泉(あかくらおんせん)」や「瀬見温泉(せみおんせん)」が有名です。古くから湯治場として親しまれてきました。情緒あふれる温泉街は、今なお県内外問わず、多くの人々に人気があります。
集約された生活環境
最上町には、必要な生活施設が集約されています。教育施設としては、小学校が2つ、中学校が1つ、そして町立の図書館があります。子どもたちが学べる環境は万全です。
医療施設は「最上町立最上病院」を中心に、医院やクリニックが複数あります。万が一の時も駆け込めるので、急病の多い小さなお子さんがいても安心できます。
また町内には、大型スーパーマーケットがあるので、日常の買い物にも困りません。
車があるとさらに便利
最上町は、公共交通機関が少ない地域であるため、移動には車があると便利でしょう。山間部などで暮らす場合、バスなど通ってない地域もあるため車での移動が不可欠です。
山形市や仙台市などの周辺の都市へ移動する場合は、新幹線や高速道路を利用すれば短時間でアクセスできます。
山形県最上町の移住関連支援制度
最上町では、以下のような移住関連支援があります。
詳しく解説していきます。
移住支援金
移住支援金
- 2人以上の世帯での移住の場合 100万円
- 単身での移住の場合 60万円
- さらに18歳未満の世帯員がいる場合、18歳未満一人当たり最大100万円が加算
最上町では、移住者に対する「山形県の移住支援制度」を実施しています。
東京圏から山形県内の中小企業などに就職、テレワーク又は関係人口として移住した世帯に対して最大100万円+αを支給する制度です。移住を検討する方は、ぜひ活用しましょう。
詳しい要件は、以下のWEBサイトをご覧ください。
>>>山形県の移住支援制度
住宅支援
最上町では、家賃補助の支援制度があります。家賃の一部を、月額1万円を限度として最大24か月補助する制度です。ただし、公的相談窓口などを利用して山形県に移住し、かつ賃貸住宅に入居した場合に限ります。
詳しい対象者や住宅などの条件は、以下のWEBサイトをご覧ください。
>>>山形県の移住支援制度
就業支援
最上町では、就職や起業を支援する制度も整っています。地域の産業である農業への就業支援もおこなわれており、新たな仕事を見つけるためのサポートが受けられます。
また温泉地域などを中心に、観光業もさかんです。
最上町では「お試し『移住+職業』体験プログラム」を計画しており、移住体験をしながら職業体験もできます。
ただし人数には限りがあるので、気になる方は早めに応募してみましょう。
詳しい対象者や住宅などの条件は、以下のWEBサイトをご覧ください。
>>>最上町でお試し『移住+職業』体験プログラム
子育て支援
最上町は、子育て世代に対する支援も充実しています。例えば、医療費支援制度があり、子供の医療費を一定額まで補助する制度があります。
また教育環境も整っており、小・中学校が近くにあるため、通学にも便利です。
町内には「最上町子育て支援センターひまわり」があります。季節による行事や外部の講師によるエアロビクス教室の受講も可能です。子育て支援センターでは、子育てにまつわる悩みごとも相談できます。支えあう体制が整う最上町なら、安心して子育てができるでしょう。
山形県最上町での暮らし
最上町での暮らしをより詳しく知りたい方は、以下の情報も参考にしてみましょう。
最上町のごみ分別ルール
最上町のごみ分別ルール
- もやせるごみ(赤文字の指定袋)※生ごみ・紙くず・木くず・プラスチック製の容器など
- もやせないごみ(緑文字の指定袋)※陶磁器・化粧びん・ガラスくずなどなど
- 資源ごみ(ゴミステーションのコンテナに入れる)※その他の缶・その他のびん・生きびん・ペットボトル
- 空き缶類 ※ アルミ・スチール缶
- 古紙類 ※ 新聞紙・新聞広告・雑誌 ・ダンボール・コピー用紙など
- 食品トレー※各種トレー
- 粗大ごみ ※指定ゴミ袋に入らない物が対象、専用ステッカー(1枚500円)が必要。例)ストーブ・ガスレンジ・ラジカセ・スコップ・スノーダンプなど
最上町では、ごみの分別ルールがしっかりと定められています。ごみはルールにしたがって分別し、町指定袋には地区名と名前の記載が必要です。
粗大ごみは年に3度回収しており、全戸回覧の申込書にて受け付けています。回収には、事前に「町指定ステッカー(1枚500円)」を購入が必要です。
さらに詳しい分別ルールは、以下のWEBサイトをご覧ください。
>>>ごみの分別大辞典
最上町の住宅情報
最上町の家賃や住宅価格は、他の都市部と比べて安い相場です。また、住宅購入を検討する場合、新築住宅の価格は3,000万円前後、中古住宅の価格は300~1,500万円前後です。
空き家バンクの活用もおすすめです。最上町でおこなわれている「最上町空き家支援」は、空き家の所有者と空き家を探している方への紹介をおこなう制度です。
住宅費用の負担をおさえたい方は、ぜひチェックしてみましょう。詳細は以下のWEBサイトをご覧ください。
>>>最上町空き家支援
最上町のお仕事情報
最上町では、農業や観光業、製造業が盛んです。地域に根差した業種なら、仕事が見つかりやすいでしょう。最上町に住む人には、近隣の新庄市で働く人も多数います。
また最上町は、移住者による起業も盛んです。交流事業の立ち上げやレストラン開業など、多岐にわたります。
山形県の商工会議所では、創業についての窓口相談や各種セミナーなどをおこなう「やまがたチャレンジ創業応援センター」も開設しています。最上町で起業を検討する方は、ぜひチェックしてみましょう。
詳しい情報は、以下のWEBサイトをご覧ください。
>>>やまがたチャレンジ創業応援センター
最上町のおすすめスポット
- 最上小国川の鮎釣り
最上小国川では、毎年7月に鮎釣りが解禁となります。鮎釣り体験では、清流で育った鮎との駆け引きを楽しめます。
- わくわくファーム前森高原
標高400mもの高原にあるキャンプ場です。昼は大自然を、夜は満天の星空を楽しめます。
- 旧有路家住宅(通称「封人の家」)
江戸中期に建てられた住宅です。重要文化財に指定されている歴史ある建造物で、内部は自由に見学できます。松尾芭蕉が訪れたとも伝えられている名所です。
最上町には、自然や歴史、文化に触れられるスポットが多くあります。例えば、最上小国川沿いでは、美しい風景や鮎釣り体験を楽しめます。また歴史的な建造物や寺社仏閣も多く、地域の歴史を感じられるのも、最上町ならではの魅力です。レジャー施設も充実しているため、年間を通してアクティビティが楽しめるでしょう。
まとめ
今回の記事では「最上町への地方移住に関する魅力と支援制度のまとめ」についてお伝えしました。
山形県最上町は、自然豊かな環境と情緒あふれる温泉地が魅力の町です。
また四季折々の移ろいも楽しめるのも、最上町の良いところでしょう。春は新緑あふれる山々の自然を、夏に清流・最上小国川で川遊びを、秋には紅葉、そして冬には幻想的な雪景色とともにスキーやスノーボードを楽しめます。
移住支援制度も充実しており、移住を考えている方々にとって、最上町は魅力的な選択肢となるでしょう。
移住に関する問い合わせや詳細な情報は、最上町の公式ポータルサイトをご覧ください。
【最上町移住に関する問い合わせ先】
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