リモートワークの拡充や働き方の変化により、地方移住を考えてる方が増加しています。
神奈川県山北町は、山と湖に囲まれた自然が豊かな環境で、穏やかにのびのびと過ごせます。
また都心へのアクセスもよく生活コストが下げられるのもメリットです。
しかし田舎での暮らしは憧れるものの、不安や心配な面があり決意できないといった声も多いのが事実です。
そこで本記事では神奈川県山北町への移住に関する情報を紹介します。
田舎でも程よく便利な山北町の魅力や移住支援制度を詳しく解説するため、移住に関心のある方は必見です。
神奈川県山北町とは
まず神奈川県山北町の基本情報を紹介します。
所在地 |
神奈川県の西部 |
人口 |
約9,340人 |
面積 |
224.7 km² |
山北町(やまきたまち)は神奈川県の西端に位置するまちです。
町域の9割が山岳で町の中心には湖を有しており、横浜市・相模原市に続き神奈川県で3番目の面積を誇ります。
温泉や滝などの観光スポットも多く、自然を利用したアクティビティが楽しめるため、自然の癒やしを求め多くの観光客が訪れています。
年間を通して、温暖で過ごしやすい気候が特徴です。
神奈川県山北町の魅力
次に神奈川県山北町の魅力を4つ紹介します。
神奈川県山北町の魅力
- 緑と水に囲まれた自然を感じる暮らし
- 古くから伝わる伝統芸能
- 田舎でも便利な生活環境
- 都心へのアクセスも良好
詳しく解説していきます。
緑と水に囲まれた自然を感じる暮らし
山北町は面積の9割以上が山岳エリアで、山々が町域のほとんどを占めています。
町の中心には湖があり、自然を存分に感じながら生活できるのが特徴です。
また、豊富な森林を有しており「森林セラピー基地」にも選ばれています。
森林セラピー基地とは、森林浴によって癒やし効果が科学的に評価された地域を指します。
健康増進やストレス軽減につながるため、森林浴でリラックスする休日なんて理想的な過ごし方ではないでしょうか。
町内は自然が豊富なため、まちそのものが公園のような感覚といっても過言ではありません。
子育てにも適している環境といえます。
古くから伝わる伝統芸能
山北町では伝統的な行事やイベントが、四季折々で行われています。
- やまきた桜まつり
- 大野山開き
- 西丹沢山開き
- カヌーマラソンIN丹沢湖
- 丹沢湖花火大会
- 世附の百万遍念仏
やまきた桜まつりでは、夜にはライトアップも行われており、幻想的な美しさを堪能できます、
県指定無形民俗文化財にも選出された「世附の百遍念仏」は約600年前から続く、歴史ある行法です。
田舎でも便利な生活環境
山北町の周辺は、生活に必要な環境は整っています。
教育施設 |
・保育園:1カ所
・こども園:1カ所
・幼稚園:1カ所
・小学校:1校
・中学校:1校 |
医療施設 |
・歯科:3カ所
・診療所:4カ所 |
基本的には町内の診療所で対応可能ですが、産科がないため近隣の市町村へ通う必要があります。
しかし、妊娠・出産に対する支援や手当が手厚く、十分サポートがある状態で臨めます。
買い物であれば、静岡・小田原方面は時間もかからず気軽に行ける圏内です。
都心へのアクセスも良好
山北町は国道が横断しており、都心方面へのアクセスが便利です。
町内交通環境 |
・JR御殿場線・循環バス・富士急湘南バス |
大都市へのアクセス |
・東京
車で約1時間30分
電車で約1時間45分
・横浜
車で約1時間10分
電車で約1時間15分
・名古屋
新幹線で約1時間10分
電車で約30分 |
近隣には、相模原市・秦野市・南足柄市のほかに、山梨県山中湖村・静岡県駿東郡小山町など、他県へのアクセスもしやすいです。
車があるとさらに快適に生活できそうです。
日帰りでお出かけや観光に行くのもいいでしょう。
神奈川県山北町の移住関連支援制度
ここからは神奈川県山北町の移住支援について解説します。
移住を検討するうえで関連する支援制度をまとめています。
すべてチェックをして、該当するものは詳細も確認しておきましょう。
移住支援金
山北町での移住支援金の制度はありません。
しかし、住まいや子育てへの支援の充実を図っているため、下記の支援制度もチェックしてみましょう。
住宅支援
山北町では豊富な住宅支援制度が用意されています。
- 空き家活用助成制度
物件修繕費を助成(上限10万円)
- 勤労者等住宅資金利子補助金
住宅新築で町指定の金融機関から融資を受けた場合、利子の一部を補助
- 新築祝い金・二世代同居近居奨励金
町外から転入の場合、新築祝いとして20万円を交付(親世帯と同居・近居の場合、10万円加算)
都心と比べると、住宅にかけるコストが大きくダウンできます。
住宅の購入も視野に入るかもしれません。
就業支援
就業支援としては近隣の松田町にある「ハローワーク松田」で、山北町と連携しているため、求人が探せます。
町内には企業工場があり、求人に困ることは無さそうです。
大都市へのアクセスも可能なため、リモートワークや2拠点生活の選択肢も考えられます。
子育て支援
山北町では、子育て支援に力を入れています。
- 妊婦タクシー費用助成
妊娠中、1回13,000円(5回まで)のタクシー費用を助成
- 出産祝い金
第1子:3万円、第2・3子:5万円、第4子以降:10万円の支給
- 紙おむつ支給
2歳までの子どもがいる世帯に紙おむつ購入券(1ヶ月2,400円×18ヶ月分)を支給
妊娠中・子育て中は何かと物入りになるため、うれしい制度です。
また山北町では、切れ目のない支援体制や情報の共有をするために、令和4年度に「0歳から15歳までの一環教育・保育」がスタートしたばかりです。
一貫性のある指導や異校種交流の促進など、社会の中で他者と関わりながら自分らしく生きられる人間力と社会力の形成を目指しています。
神奈川県山北町での暮らし
さいごに山北町での暮らしに関して紹介します。
山北町での暮らし
- 山北町のごみのルール
- 山北町の住宅情報
- 山北町での仕事情報
- 山北町のおすすめスポット
暮らしに必要な情報を知っておくと、移住後の生活のイメージができ役に立ちます。
山北町のごみのルール
山北町のごみの分別やルールを詳しく解説します。
種類 |
詳細 |
もえるごみ |
・週2回
・町指定袋使用
・各ステーション |
もえないごみ |
・週2回
・町指定袋使用
・各ステーション |
資源ごみ |
・ペットボトル
・ビン
・古紙類
それぞれの種別に分け、梱包後、リサイクルステーションにて収集 |
粗大ごみ |
・要申込み
・役場生活環境課、清水・三保支所で収集券(1,000円)を購入し貼って出す |
町で回収できないもの
・処理困難物(モーター付き器具・ゴルフ、スキー用品、アイロンなど)
・家電リサイクル品
・パソコン、携帯電話
・その他(充電式電池・磁石など)
指定ゴミ袋は町内の商店42カ所で販売されています。
隣接する南足柄市まで足を伸ばすとコンビニでも購入できるため、緊急で必要な場合に便利です。
山北町の住宅情報
山北町では移住の際、以下の住宅利用も可能です。。
- お試し住宅「ホタルの家」
- 子育て世帯向け住宅「サンライズやまきた」
山北町への定住促進を図るため、駅から1分の距離にある子育て向けの住宅
- 若者・子育て住宅「みずかみテラス」
アウトドアライフを楽しみながら生まれる交流により、子育てのしやすい環境を提供する住宅
中でも「サンライズやまきた」や「みずかみテラス」は、入居待ちが続くほどの人気物件です。
18歳未満の子どもがいる世帯が入居条件のため、近所の方も必然的に子育て世帯になります。
お友達ができたり、情報交換の場になるのは嬉しいポイントです。
中には、住んでいるうちに定住を決意し、住宅購入に至った移住者も多くいるようです。
山北町での仕事情報
山北町内には多くの企業工場があります。
そのため、工場関連の求人が多く、大手求人情報サイトでも正社員の求人情報がヒットします。
都心への通勤も可能な距離のため、リモートワークや都心へ仕事に通う方も珍しくありません。
山北町のおすすめスポット
山北町でおすすめのスポットを3つ厳選して紹介します。
まず、丹沢湖は町の中心にある湖で、ボート・釣り・キャンプなどが楽しめます。
カヌーマラソンや花火大会、ハーフマラソンなどの各種イベントも多く開催される場所です。
武田信玄の隠し湯と言われる中川温泉では、日帰り入浴も可能です。
町内には、自然を味わえるグランピング施設などもあり、非日常も楽しめます。
駅南側にある鉄道公園では蒸気機関車を展示しており、月に一度の整備運行で実際に動く姿を見られます。
まとめ
神奈川県山北町は、豊かな自然に囲まれた環境でのびのびと穏やかに過ごせます。
自然の中で癒やされたり、自然とともに遊んだり、都会ではできない経験ができるでしょう。
お試し移住も可能なため、気になる方は気軽に体験してみるのも1つの方法です。
【山北町での移住関連のお問い合わせはこちら】
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