最終更新日：2024/06/12

近年、リモートワークの拡充による多様な働き方が増加しており、地方移住が注目されています。
それに伴い、各地で支援制度が導入され、興味があった方が移住を決意しています。
ですが、実際に移住するとなると心配や不安はつきものです。家族がいる方は特に慎重になるでしょう。
そこで本記事では初めての移住先におすすめの、福岡県行橋市についてご紹介します。
行橋市の魅力や支援制度、行橋市での住宅や仕事情報も解説してあるため、移住に興味のある方は最後まで必見です。

福岡県行橋市とは

まず行橋市の基本情報を紹介します。

所在地	福岡県の北東部
人口	約34607人
面積	約70.06㎢

行橋市は比較的温暖な気候で、年に数回程度の積雪はありますが生活のしやすいまちです。
恵まれた気候となだらかな山に囲まれているため、農業が盛んです。
特に果物は県内でも有数の生産地に選ばれます。
また漁業も盛んに行われており栄養豊富なプランクトンが多く流れ込みます。なかでも牡蠣は、成長が早く大粒なのが特徴です。

行橋市の魅力

ここからは行橋市の代表的な魅力を4つ紹介します。

四季折々で自然を身近に感じられる

行橋市は自然があふれるまちです。
四季それぞれで多くのイベントも開催され、年中自然を感じながら過ごせます。

春	さくらウォークinゆくはし 菜の花まつり 桜スマイルフェスタ 遠足でマテ貝掘り
夏	行橋夏まつり 今井祇園祭
秋	行橋産業祭
冬	ゆくはしシーサイドハーフマラソン かき打ち体験・かき見学会 船べりたたき

海と山に囲まれた自然が豊かなまちに3つの川が流れ込んでおり、中でも中心部に流れる「今川」は遊歩道として通勤・通学、デートスポットと広く親しまれています。
また、海の幸と山の幸の両方が楽しめるのも特徴です。豊かな自然の元で育った特産物には定評があり、特に果実と漁業を盛んに行っています。

特産物	内容
山の幸	イチジク（市の重点農作物） 梨 桃　など
海の幸	クルマエビ ワタリガニ 越前海一粒かき スズキ タイ イカ　など

四季折々で、自然とその自然の元で育った特産物をたのしめます。

積み重ねられた歴史と文化

歴史が古いまちである行橋市では、多くの名所や史跡があります。

国指定	福岡県稲童古墳群出土品 越前神楽 御所ヶ谷神籠石 福原長者原官衙遺跡
県指定	旧百三十銀行行橋支店 下検地楽 ビワノクマ古墳　他
行橋市指定	旧飴屋門 木造八幡神坐像 馬ヶ岳城跡　他

上記の表はほんの一部です。
10世紀に築城されたといわれる「馬ヶ岳城」跡や「旧百三十銀行行橋支店」は市民ギャラリーとして利用されています。
歴史が好きな方はまち歩きも楽しめるでしょう。

都市機能が良い利便さと教育環境

駅周辺にはスーパーや飲食店、病院が充実しているため生活に必要なものは基本的に揃います。

教育施設	保育園：7園 こども園：5園 幼稚園：私立6園 保育施設・事業所：10園 小学校：公立11校 中学校：6校 高校：2校
医療施設	病院：6カ所 診療所：56カ所 歯科：44カ所

教育施設や医療施設も充実しているため、暮らしに欠かせない環境は整っているといえます。
市内には総合病院「新行橋病院」があるのも安心できるポイントです。
また、行橋市では教育環境の最新のICT（情報通信技術）を取り入れています。
電子黒板や1人1台のタブレットなど、最近良く耳にすることも増えていますが行橋市では2019年までに全校導入が実施されました。約4年ほど早く取り組んでおり、熱心さがうかがえます。
先進的でさまざまな視点の教育環境は、子どもの学びや考える力が大きく育つでしょう。

各地へのアクセスが良好

行橋市は交通面での利便性が良いのも特徴です。
「JR行橋市」や「東九州自動車道」があり、福岡市方面にも大分県方面にもアクセスが可能です。

北九州市	JR（特急）で約15分 車で約40分
福岡市	JR・車どちらも約1時間ほど
大分県	JR・車どちらも約1時間ほど

隣接する北九州市や、九州最大の福岡市にも足を伸ばしやすい距離でしょう。
また、北九州空港まで車で約30分ほどのため、都心から移住した人にとっても行き来しやすいのもポイントです。

行橋市の移住関連支援制度

行橋市には移住関連制度は以下のとおりです。

主に生活に関連する4つの支援を詳しく紹介します。

移住支援金

行橋市の移住支援金は用意がありません。（2024年6月11日現在）
今後支援金が出るかもしれませんが、その他の支援制度が用意されています。
これからの動向もチェックしたいです。

住宅支援

行橋市では住宅支援として、空き家バンクがあります。
市内の空き家及び空き地の売却・購入・賃貸を希望する方をつなぐために運営され、2024年6月11日現在では8軒の住宅が登録されています。
行橋市のリフォーム補助制度を利用すると、さらにお得に修繕・性能向上も可能なため、気になる方は気軽に相談してみましょう。
https://www.city.yukuhashi.fukuoka.jp/soshiki/24/1465.html

就業支援

行橋市の就労支援は以下が用意されています。

行橋市では農業・漁業が盛んなため、新規就農を目指す方に向けての支援制度が用意されています。

行橋市新規就農者育成総合支援対策資金	原則49歳以下の次世代を担う農業者を目指す方に対し、就農の経営に必要な資金を交付 交付金額：上限1,000万円 ※経営開始資金の対象者は上限500万円

新しく農業を始めたいといった方には、とても嬉しい制度なのではないでしょうか。

子育て支援

行橋市では子育て支援として、さまざまな支援制度が用意されています。

また行橋市では、障がいのある子どもやひとり親世帯の子どもに対しての制度も充実しています。
子どもが安心して暮らせるよう細やかに制度が定められています。

行橋市での暮らし

いざ移住となっても、生活面でのルールを知っておく必要があります。行橋市での暮らしのルールを4つご紹介します。

詳しく以下で説明します。

行橋市のごみ分別ルール

行橋市のごみのルールは以下のとおりです。

燃えるごみ	可燃ごみ専用袋（大45ℓ：630円・中30ℓ：420円・小15ℓ：210円） 週2回
プラスチック製容器包装	資源専用袋（大45ℓ：210円） 週2回（燃えるごみと同じ日）
ペットボトル	資源専用袋（大45ℓ：210円） 週1回
びん類	びん類専用袋（大45ℓ：630円・中30ℓ：420円・小15ℓ：210円） 月2回
缶類	缶類専用袋（大45ℓ：630円・中30ℓ：420円・小15ℓ：210円） 月2回
缶・びん以外の不燃ごみ	缶・びん以外の不燃物専用袋（大45ℓ：630円・中30ℓ：420円・小15ℓ：210円） 月2回
資源ごみ	資源回収指定ひも（1個50m：730円） 週1回 段ボール・新聞・雑誌・布類　それぞれで分けて出す
粗大ごみ	粗大ごみ専用シール（1枚350円） 燃えるものは年4回、燃えないものは月2回

家電製品などは回収できません。
多量にごみが出る場合は、各自で持ち込みとなります。（その際は指定ゴミ袋の必要はありません。）
移住や引越のように多くのごみが出る場合は、相談・見積もりは無料なので、日本不用品回収センターにご相談ください。

行橋市の住宅情報

行橋市では賃貸・分譲ともに物件数が豊富です。
物件のあるエリアも広く、便利なエリアが希望の場合は市街地・自然を満喫できる郊外と、希望に添ったエリアで住宅を探せます。
また、福岡市の都心部・東京の住宅地として人気の高いエリアと比べても、住宅地平均地価が低いのも魅力です。

行橋市	約44,928円／㎡
小倉北区	約184,064円／㎡
東京・武蔵野市	約620,300円／㎡

地価が低いため、駅チカ物件や広めの一戸建てのような都心では手が届かない物件でも、身近に感じられるでしょう。

行橋市での仕事情報

行橋市では農業と漁業が盛んです。
大手求人情報サイトにもいくつも求人情報が掲載されています。
また、行橋市には半導体大手「ローム」系列の工場が立地しています。
生産・製造系の求人も見つかるほか、市内の商業施設の求人もあるため、仕事に困ることは少ないでしょう。

行橋市おすすめスポット

行橋市のおすすめスポットを紹介します。

その他にも歴史を感じる建物や史跡も豊富です。
興味のある分野だけでなく、さまざまなスポットで色々な楽しみ方ができます。

まとめ

行橋市はアクセス面もよく、自然を感じながらも生活のしやすい地域です。
季候も良いため、年間を通して快適に過ごせるでしょう。
支援制度や子育て環境も充実しているため、これから子育てをしていく若年層にも人気のまちです。
地価が都会と比べると低いのも嬉しいポイントです。ゆったりのびのびと過ごせる、便利な田舎での暮らしは心も豊かに元気になれます。
移住に興味のある方は気軽にお問い合わせください。
【移住関連の問い合わせ先】

担当課	ふくおかよかとこ移住相談センター
所在地	福岡市中央区天神1-4-2 エルガーラオフィス12階
連絡先	092-712-2325
ホームページ	https://ijuu-teijuu.pref.fukuoka.lg.jp/coordinators/entries/detail/208