ヤマダ電機でエアコンを撤去するにはいくらかかりますか?
実際に電話で確認したところ、取り外し料金は2,000円〜、回収料金は3,490円〜となっています。エアコンのメーカーや種類によって異なるため、詳細は事前にご確認ください。
エアコンを正しく処分する方法はご存知でしょうか?エアコンは、家電リサイクル法の対象になっているため、粗大ゴミで捨てることはできません。そのため、法律で決められた正しい方法で処分する必要があります。
「どこで処分すればいいんだろう?」、「処分にはいくらかかるの?」などの疑問を持っている人も多いでしょう。この記事では、そんな人のために、エアコンの正しい処分方法を6つご紹介していきます。
また、無料で処分する方法もありますので、ぜひ参考にしてください。
日本不用品回収センターのエアコンの回収事例
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この記事を読んでわかること
- エアコンの処分は家電量販店や回収業者に依頼できる
- エアコンを無料で処分するのは困難
- エアコンの取り外しには手間がかかる
- 不用品回収業者なら取り外しまで依頼できる
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エアコンは家電リサイクル法の対象となっている
家電にはたくさんの資源が使用されているため、資源を有効活用し、廃棄物を減らすために家電をリサイクルする取り組みが進められています。
家電リサイクル法とは廃棄される家電から使用できる資源をリサイクルし、廃棄物を減少させるために定められた法律です。エアコン、テレビ、冷蔵庫、洗濯機の4製品は「家電4品目」と呼ばれ強くリサイクルが進められており、大型ごみとして処分することができません。
家電リサイクル券を購入し、自治体で所定の方法で回収したり、家電量販店で回収してもらう必要があります。
家電4品目
- エアコン
- テレビ(ブラウン管・液晶・プラズマ)
- 冷蔵庫(冷凍庫・ワインクーラーなども含む)
- 洗濯機(乾燥機なども含む)
参照:経済産業省
エアコンの処分には家電リサイクル券が必要
処分する際には、家電リサイクル券を購入して費用を支払います。
家電量販店でリサイクルを依頼する場合は、料金販売店回収方式となります。処分する店側が記載する方式のため、処分を依頼する側は指定された料金を支払うだけです。
購入した家電リサイクル券は、処分する際にシールを貼り付ける位置が定められています。
正面から家電を見て、右側面の上部に貼りましょう。また、その位置に型番や製品番号などが表記されている場合は、上から貼り付けないように注意してください。
家電リサイクル券は郵便局で購入できます。
処分するエアコンのメーカーやサイズを確認してから、必要な金額のリサイクル券を購入する流れです。
詳しい買い方やリサイクル券の書き方については、次の記事の中で詳しく解説しています。
エアコンの処分方法6選
エアコンを処分する方法は家電量販店に依頼する方法からご自分で処理施設に持ち込む方法まであります。処分方法によって手間や費用が変わります。
ご自分のニーズにあわせて最適な方法を選択しましょう。
エアコンの処分方法6選
- 自治体に依頼する
- 家電量販店に処分をしてもらう
- 買取業者に依頼する
- リサイクルショップに買い取ってもらう
- フリマアプリ・ネットオークションを利用する
- 不用品回収業者に処分をしてもらう
自治体に依頼する
エアコンを処分する方法の1つ目は、「自治体に依頼する方法」です。自治体に処分を依頼する方法では、自治体で指定されている「指定引取場所」に持ち込む必要があります。
リサイクル料金のみになるので、処分費用を抑えたい人に向いている方法です。ただ、エアコンの取り外しと運搬を自分でしなければいけないので、時間と手間がかかります。
費用はかかってしまいますが、取り外しだけを業者に依頼することも可能です。業者をお探しの方は全国自治体家電リサイクル関連ページを検索してみましょう。
メリット
- 処分費用が安く抑えられる
- 自分のタイミングで処分できる
デメリット
- エアコンの取り外しを自分でする必要がある
- 指定引取場所まで運ぶ必要がある
家電量販店に処分をしてもらう
エアコンを処分する2つ目の方法は、「家電量販店に処分をしてもらう方法」です。ヤマダ電機やケーズデンキといった家電量販店では、エアコンの引き取りを行っています。
新しいエアコンを購入した場合は回収を依頼できますが、店舗まで自分で運搬しなければならない家電量販店もあります。ヤマダ電機のほか、3つの家電量販店別の処分費用を調べました。
家電量販店 |
処分費用 |
ヤマダ電機 |
3,190円(税込)〜 |
ヨドバシカメラ |
1,540円(税込)〜 |
ビックカメラ |
2,640円(税込)〜 |
ケーズデンキ |
3,190円(税込)〜 |
ただ、基本的には新しくエアコンを購入した人向けのサービスになるので、古いエアコンだけを引き取ってもらいたい場合には費用が高くなる可能性があります。
メリット
- エアコンの取り外し・搬出・運搬まですべてやってもらえる
- 新しく買い替えの場合は処分費用が安くなる
デメリット
- 取り外し・搬出・運搬のみだと費用が割高になる
- 室外機の設置場所によっては追加料金をとられる場合がある
買取業者に依頼する
エアコンを処分する方法の3つ目は、「買取業者に依頼する方法」です。エアコンがまだ使える状態であれば、買取業者に売却することができます。
買取業者に依頼すれば、処分費用は無料です。出張買取を利用すれば、自宅で査定してもらえます。
ただし、製造から10年以上経過しているエアコンやカビのある品物は買取が難しいので有料で処分しましょう。
メリット
- 売却できた場合には収入になる
- エアコンの取り外し・搬出・運搬まですべてやってもらえる
デメリット
- エアコンの使用年数や状態によっては売れない
- 買取業者によって買取金額に差がある
リサイクルショップに買い取ってもらう
エアコンを処分する方法の4つ目は、「リサイクルショップに買い取ってもらう方法」です。状態が良く、年数があまり経ってないエアコンであれば、リサイクルショップに買い取ってもらうことも可能なので、1度リサイクルショップに相談してみるのもいいでしょう。
エアコンの処分費用をかけたくない方にぴったりです。
ただ、すべての店舗でエアコンの買い取りをしている訳ではないので、その点は注意が必要です。取り外し・搬出・運搬のどこまでやってくれるかも、店舗によって異なるので、事前に確認しておく必要があります。
デメリット
- 年数が経っていると買取ができない
- 店舗によっては買取をしていない
フリマアプリ・ネットオークションを利用する
エアコンを処分する方法の5つ目は、「フリマアプリ・ネットオークションを利用する方法」です。フリマアプリ・ネットオークションを使う場合は、自分で価格の設定をすることができます。
取引がうまくいけば思っていたよりも高額で売却することも可能です。
ただ、あまりに状態が酷いものや、年数が古いものは買い手が付かない場合もあります。それと、取引相手との交渉や、梱包などの作業をすべて自分で行わないといけないなど、慣れていないと時間がかかることがあります。
メリット
- 自分で価格の設定ができる
- うまくいけば高額で売却が可能
デメリット
- エアコンの状態や年数によっては買い手が付かない可能性がある
- 交渉や梱包などのすべての作業を自分でする必要がある
不用品回収業者に処分をしてもらう
エアコンを処分する方法の6つ目は、「不用品回収業者に処分をしてもらう方法」です。不用品回収業者に処分を依頼すれば、エアコンの取り外しから搬出、運搬のすべての工程を不用品回収業者にやってもらうことも可能です。
自治体で処分してもらうより費用は高くなる可能性がありますが、とにかく早く楽にエアコンの処分をしたい人に向いている方法です。
不用品回収業者を選ぶときには、「古物商許可」または「一般廃棄物収集運搬許可」があるかを確認するようにしてください。「古物商許可」と「一般廃棄物収集運搬許可」は、自治体から許可を得ている証明になるものです。
ほとんどの業者はホームページに記載しているので、まずはホームページから「古物商許可」または「一般廃棄物収集運搬許可」のチェックしてください。
メリット
- エアコンの取り外し・搬出・運搬まですべてやってもらえる
- 最短で当日回収してもらうことができる
エアコンの処分するときの料金はいくら?
エアコンの処分費用の相場は、6,000円〜10,000円です。エアコンを処分するには、「リサイクル料金 + 収集・運搬料金 + 取り外し料金」がかかります。
また、業者によっては「出張費」がかかる場合もあります。「リサイクル料金」は必ず消費者が支払わなければいけない料金ですが、「収集・運搬料金」、「取り外し料金」は自分でその工程を対処することで、費用を抑えることも可能です。
エアコンの処分にかかる費用項目 |
費用目安 |
リサイクル料金 |
990円 |
収集・運搬料金 |
1,000円~3,000円 |
取り外し料金 |
4,400円~6,600円 |
エアコン以外のリサイクル料金は一般財団法人 家電製品協会のホームページで確認できます。
エアコンを自分で取り外しできる?
エアコンを自分で取り外すことは可能です。ですが、自分で取り外すことはおすすめしません。
エアコンを取り外すには、それなりの知識が必要なこと、取り外すための工具を準備しなければいけないこと、最悪の場合には事故に繋がってしまうこともあるからです。
ここでは、エアコンの取り外し方の流れを簡易的に説明します。実際に自分で取り外すときには、細かい手順をしっかりと調べ、自己責任で行うようにしてください。
エアコンの取り外し方法
- 室外機のカバーのネジを外す
- 冷房を強制運転させる(2〜3分間)
- 受け側の配管のバルブを締める
- エアコンの電源プラグをコンセントから抜く
- 室外機から配管を取り外す
- 電源コードを切断する
- エアコンを取り外す
- 配管の穴をパテで塞ぐ
上記がエアコンを取り外すときの流れになります。基本的には、自分で取り外すことはおすすめできません。出費にはなってしまいますが、安全面を考慮して専門の業者に依頼するほうがいいでしょう。
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エアコンの処分に関するよくある質問
エアコンの処分に関して、よくある質問をまとめました。エアコンの処分に関してお困りごとのある方は、参考にしてください。
エアコンの処分でよくある質問
- ヤマダ電機やエディオンなど家電量販店でエアコンの処分はお願いできる?
- エアコンはどんなところで買い取ってくれるの?
- エアコンの無料回収はやめた方がいい?なぜ成立してるの?
- エアコンを持ち込みで処分できる場所は?
- 壊れたエアコンを処分するには?取り外しってどうする?
ヤマダ電機やエディオンなど家電量販店でエアコンの処分はお願いできる?
ヤマダ電機やエディオンなどの家電量販店でも、エアコンのような家電4品目の回収を行っています。リサイクル料金の他にも運搬料がかかり、新規で購入しているかどうかでかかる費用が異なります。家電量販店では、不要なエアコンの引き取りのみを依頼した場合、運搬費用が割高になります。エディオンの場合は、引き取る商品が過去にエディオンで購入したかどうかによっても運搬料が違うなど、家電量販店によってかかる費用は異なりますので、状況に合わせて処分を依頼する店舗を選ぶようにしてください。
エアコンはどんなところで買い取ってくれるの?
エアコンはリサイクルショップで買い取りしてもらえますが、エアコン買取専門の業者も多くあります。専門店であれば、リサイクルショップでは引き取ってくれないような年式の古いものも買い取ってくれることがありますので、一度査定してもらうのがおすすめです。エアコンを売却する場合は、メーカーや年式、容量などを確認しておきましょう。メルカリやラクマのようなフリマアプリでもエアコンが多数取引されていますので、出品や梱包の手間が気にならない方はそういったサービスを利用するのも良いでしょう。
不用品回収業者でも、一部の業者は買取サービスを行っています。そういった業者であれば処分するだけでなく、まだ使用できるものであれば買い取ってもらえますので処分費用をやすく済ませることができます。
エアコンの無料回収はやめた方がいい?なぜ成立してるの?
回収業者の中には、エアコンを無料で回収してくれる業者があります。無料で回収したエアコンを中古品として販売したり、中身の部品のみを売却していたりするからです。中には取り外しにかかる費用や出張費用、運搬費用などその他費用で利益を回収している業者もあり、無料だからと依頼したのに様々な費用を請求されるケースが報告されています。「回収」だけは無料で行ってくれますが、後から作業費用の請求や、頼んでもいない作業を行うなどトラブルの原因にもなっています。適切な処分を行わずに不法投棄している悪質な業者もありますので、無料回収を謳っている業者に依頼するのはおすすめできません。
エアコンを持ち込みで処分できる場所はある?
エアコンは指定引取場所に持ち込んで処分できます。指定引取場所とはゴミ処理施設とは異なり、使用済みの大型家電(家電4品目)を引き取るための場所のことです。回収された家電は指定引取場所からリサイクル施設へ運ばれ、資源となります。指定引取場所ごとに受付時間や日程が決められています。また、地域によっては近くに指定引取場所がないこともあるため、ホームページで確認するようにしましょう。指定引取場所に持ち込むと収集運搬料金を節約できるので処分費用を安く済ませたい方におすすめの方法です。下記のサイトから近隣に指定引取場所があるか検索できます。指定引き取り場所
壊れたエアコンを処分するには?取り外しってどうする?
壊れたエアコンも粗大ごみとして処分することはできません。そのため、家電量販店や回収業者に依頼して処分する方法が一般的です。
ご自分で取り外しをするときは以下の手順で作業しましょう。
壊れたエアコンの取り外し方
- 室外機の電源を抜く
- 室外機の配管のネジを回し配管を外す
- 室外機の配線コードを切る
- エアコンの配管のネジを回し配管を外す
- エアコンを持ち上げて取り外す
濡れた手で配線コードに触れると感電する可能性があるため危険です。エアコンの移動や取り外しは慣れていないと大変時間がかかるのでプロに依頼するのが無難です。
エアコンの処分方法|まとめ
この記事では、「エアコンの処分費用の相場」、「エアコンを無料で処分する方法」、「エアコンの正しい処分方法6選」、「エアコンの取り外し方」についてご紹介してきました。
エアコンを正しく処分するには、「自治体に依頼する」、「家電量販店に処分をしてもらう」、「買取業者に依頼する」、「リサイクルショップに買い取ってもらう」、「フリマアプリ・ネットオークションを利用する」、「不用品回収業者に処分をしてもらう」方法があります。
費用を抑えて処分したい場合には、自治体に依頼する方法が向いています。新しく買い替えるついでに処分したい場合には、家電量販店に処分をしてもらうといいでしょう。エアコンがまだ新しく、状態も良い場合には、買取業者・リサイクルショップ・フリマアプリ・ネットオークションを使えば、収入になる可能性があります。時間があまりなく、とにかく楽に早く処分をしたい場合には、不用品回収業者を利用する方法がオススメです。
それぞれの方法に、メリット・デメリットがあるので、自分に合った最適な方法を選ぶようにしてください。くれぐれも、不法投棄や違法業者を利用しないように注意してください。
執筆者