そのうち片付けようと思っていても、どんどんものが増えてしまいませんか。足の踏み場がないほど部屋がものであふれてしまうと、いざ片付けようとしてもどこから手を付けていいのかわからない状態になってしまいます。
そのまま放置してしまうと、いつしか汚部屋と呼ばれることに。
そこで今回は、汚部屋を片付ける方法について解説します。片付ける手順や、汚部屋に戻さないポイントについてもご紹介しますので、汚部屋を片付けたいという方はぜひ参考にしてください。
汚部屋を片付ける方法は大きく分けて2つ
お部屋を片付ける方法は、大きく分けて「エリアごとに片付ける」「品目ごとに片付ける」の2パターンあります。それぞれの片付け方をご紹介しますので、お部屋の状況や置かれているものに合わせて、片付けやすい方を選んでください。
エリアを細かく分けて片付ける
まずは、小さい範囲でいいのでエリアを決め、そこを徹底的にきれいにするという方法です。お部屋全体をきれいにしようとすると途方に暮れることになりますが、狭い範囲であればそれほど労力はかかりません。
1箇所きれいにできれば、続いて新たなエリアを片付けていく、という方法で少しづつキレイな場所を広げていきます。少ない範囲であっても目に見えてきれいになれば達成感が得られ、自信にもつながりますよ。
小さいエリアでも様々なものが出てきてしまうと、捨てる捨てないの判断に時間がかかります。ゴミに出すための分別も労力がかかるので、細々しているものが散乱している場合には不向きです。
メリット
- 片付けているのが目に見えてわかる
- 1箇所でも片付けられれば自信になる
デメリット
- 多種多様なゴミが出てくると分別が大変
- 捨てる、捨てないを迷ってしまう人には不向き
品目ごとに片付ける
服やペットボトル、書籍など、その日片付ける品目を決める方法もあります。「今日はペットボトルだけを片付ける」と決めたら、その日はひたすらペットボトルだけを集めます。
同じ作業の繰り返しなので判断や分別に時間がかからず、効率的に作業できる方法です。資源ゴミの前日などに缶やペットボトルを集めれば、ゴミを保管しておく期間も少なくてすみます。
最初は効果がわかりにくいですが、続けていくことで部屋が片付いていきますよ。
メリット
- 同じ作業の繰り返しなので効率がいい
- ゴミの分別に悩まなくていい
デメリット
- 目に見えて片付いているのがわかりにくい
- ゴミをまとめるスペースを確保しながらの作業が必要
汚部屋を片付ける手順
汚部屋を片付ける時に一番多いのが「何から始めていいのかわからない」といった悩みです。汚部屋を片付ける時の手順をご紹介しますので、これから片づけを考えている方は是非参考にしてください。
ゴミの日を確認しておく
まずはじめに、ゴミの日を確認しておきましょう。せっかくゴミを集めても収集日まで日があるとゴミを置いておくスペースが必要ですし、ついついそのまま放置しかねません。
資源ゴミの前日に缶やペットボトルを集めれば、翌朝すぐに回収してもらえます。
片付けに必要なものを準備する
次に片付けに必要なものを揃えましょう。掃除に必要だからとあれもこれも買いそろえるとものを増やすことになるので、まずは最小限のもので大丈夫です。
片付けの作業に必要なのは、下記のようなものです。
汚部屋を片付けるのに必要な道具
- 自治体が指定するゴミ袋
- マスク
- 軍手
- スリッパ
- ガムテープ
- ビニール紐
思わぬものを踏んだりつかんだりしてケガをする恐れがあるので、軍手やスリッパを着用します。埃を吸い込むと健康被害やアレルギーの原因となるので、マスクも着用しておきましょう。
ビニール紐は雑誌や新聞紙、いらないダンボールをまとめるのに使用します。ダンボールを梱包する際にガムテープを使用することもあるので、必要に応じて用意してください。
まずはゴミを出せる動線・一時保管のスペースを確保
最初に掃除するのは、自宅の外までゴミを排出するための動線です。玄関や部屋の入口周辺の経路をまずは確保しましょう。
次に、ゴミを出すまでに一時保管するスペースを作りましょう。部屋の中が難しいなら、ベランダも有効に活用してください。
たくさんあるもの・邪魔になっているものから処分していく
部屋を見渡して、たくさんあるものや邪魔になっているものから処分していくと、目に見えて片付くのがわかります。汚部屋は雑誌やダンボール・ペットボトル・空き缶・衣類などが場所をしめているケースが多く見られますので、それを参考に、ご自身の部屋で邪魔になっているものに目星をつけてみてください。
多いものでも郵便物やアクセサリーなど小さいものはまずは気にせず、場所を占めているものから片付けていくと効率よく作業できます。可燃ゴミは自治体指定のゴミ袋に詰めていきましょう。
捨てるか残すか迷うものは毎回その場で判断せず、一時保管のボックスにとりあえず入れておくと作業が進みます。
汚部屋でよくスペースを占めているもの
- 空き缶
- ペットボトル
- 食事した後の空の容器
- 雑誌類
- 衣類
- 趣味のもの
細かいものを片付けて掃除する
場所を占めたゴミが片付いてきたら、今度は細かいものを片付けていきましょう。
床が見えてくれば、少しづつ掃除を始めます。最初は水拭きで汚れを落とし、それでも落ちない場合は中性洗剤を使用して掃除を進めてください。
捨てずに残しておくものは整理する
残しておくものは、収納する場所を決めて片付けましょう。捨てるものは自治体の規定に従って処分できるよう分別しておきます。
ゴミを出してしまえば、片付けも終了間近です。
【品目別】汚部屋を自力で片付ける方法
お部屋を自力で片付けるには、闇雲に作業しても片付きません。
品目ごとにルールを定めながら、分類し整理して収納していきましょう。
衣類が散乱している
衣類を整理するには、分類し、収納を工夫することが重要です。持っている服の量が多すぎる、または適切な収納スペースがないと何度整理しても再び散乱してしまいます。
まずは、分類しましょう。
散乱した衣服を分類すれば、工夫して収納します。
ハンガーを利用して衣服を吊るせるように収納スペースを設けたり、折りたたみ式の収納ボックスを使って衣服を整理して収納していきましょう。
バッグや靴が散乱している
バッグや靴の散乱を防ぐためには、必要なものと不必要なものを選別し、適切に収納することで整理できます。使っていないものが多い、または専用の収納スペースがないことで靴やバッグが散乱しやすくなります。
選別する方法
- 定期的に使うものとそうでないものを分ける
- デザインが古いものと新しいものに分ける
- ファッションが変わったりしたものを処分する
選別してしまえば、専用の収納スペースを設けられれば決めた場所に整理していくだけです。シューズラックやバッグハンガーを使い、効率的にスペースを省きながら収納しましょう。
書籍や雑誌が積みあがっている
書籍や雑誌を整理するには、カテゴリを分け、限られたスペースを活用することが重要です。
読み終わったものの処分をせずにため込まないよう、ルールを定めて処分できるよう意識して収納しましょう。
カテゴリを分ける方法
- 書籍をカテゴリごとに分ける
- 読み返す可能性のあるものを分ける
壁面を利用して本棚を設置したり、書籍事態を保管しなくてもよい場合は電子書籍に代えるなど工夫して、効率良くスペースを活用できるように整理しましょう。
汚部屋を片付けるコツは?
汚部屋を片付ける中で、いろいろと判断に迷う場面が出てきます。作業が止まってしまうとそのまま中断してしまう可能性もあるので、作業を続けるためにも汚部屋を片付けるコツをご紹介します。
長期間使ってないものは思い切って捨てる
テンポよくゴミ袋に入れていると作業が進むのですが、捨てようかどうしようか迷ってしまうとどうしても手が止まってしまいます。まだ使える状態のものでも、長期間使っていないものは今後出番がくることは少ないので、1年以上使っていないなら処分を検討してください。
特に処分に迷う方が多いのが衣類です。片付ける中で多数の衣類が出てくるケースがありますが、ゴミに埋もれていたものが活躍する可能性は低いので、思い切って処分しましょう。
「部屋着にできるかも」と思いがちですが、部屋着も2~3着あれば十分です。
未使用品や美品も使う予定がなければ処分しよう
人からもらったものや景品として無料でもらったものなど、新品でも使う予定がなかったものも意外と場所を取っているケースは多いです。もったいないと感じても、今の自分に必要のないものなら極力処分しましょう。
捨てるのに抵抗があるなら、フリマアプリを利用して引き取り手を探すのもおすすめです。売却できれば、利益も得られます。
思い出の品はデジタル化して処分を検討する
思い出の品もなかなか処分するのは難しいですが、写真に撮ってデジタル化するとものをぐっと減らせます。無理に捨てる必要はありませんが、子どもの図工の作品や作文、観察カードなどをデータ化しておけば、劣化せずきれいな状態のものを見返せますよ。
「フォトスキャン」や「Office Lens」などデータ化に便利なアプリもあるので、検討してみてください。重要な書類やプリントもすべてを保管しているとかさばるので、写真に撮る、もしくはスケジュール帳に書き込んだあとは処分するとスッキリします。
意外とかさばる新聞や雑誌は読み終えたら処分
新聞や雑誌も読み終えたものは処分する癖をつけることをおすすめします。新聞紙は掃除や緩衝材に使うこともありますが、1週間ほど残しておけば十分です。
地域の古紙回収ステーションなどは利用時間内であればいつでも回収してもらえるので、運搬手段があれば活用しましょう。
ものを減らすために、雑誌や新聞をデジタル版で購入するといった方法もあります。
紙袋やダンボールは個数を決めて残りは処分する
紙袋やダンボールは荷物を送る時にも活用できるので、残しておきたくなりますよね。ですがもったいないからと残しておくとかさばってしまうので、残す個数を決めるのがおすすめです。
よく使うサイズを3つまで、もしくは大中小1つずつなど使用頻度を考慮して残す個数を決め、それ以上を超えると捨てるようにするのが不用意にものを増やさないコツです。
汚部屋に戻らないように気を付ける点は?
せっかくきれいに片付けた部屋も、また汚部屋に戻ってしまうと意味がありませんよね。なるべくきれいな状態を長く保つためにも、汚部屋に戻らないように気を付ける点をご紹介します。
捨てやすいところにゴミ箱をおく
ゴミはゴミ箱へ入れる癖をつけましょう。そのためには、捨てやすい場所にゴミ箱があるとベストです。
直接ゴミ袋に入れるためゴミ箱自体ない場合も、まずはゴミ箱を用意しましょう。ペットボトルや空き缶も散乱しがちなので、自治体のルールに合わせて分別できるよう燃えるゴミのものだけでなく、ペットボトル用やプラスチックごみ用のゴミ箱も準備しておきます。
床が見える状態を保つ
汚部屋になってしまうと片付けるのは大変な労力がかかりますので、その手前で食い止められるといいですよね。床が見えているかどうかを目安に、片付けるように意識するのがポイントです。
なるべく床にものを置かないようにし、床が見えている状態をキープすると部屋をきれいな状態で保てます。
片付ける場所を決めておく
使ったものは、床や机に置かず、収納場所を決めて片付けると部屋が散らかりにくくなります。収納場所が少ないと出しっぱなしが日常化するので、収納スペースが足りないなら収納ケースや棚などの購入も検討してみてください。
収納スペースが多すぎると「まだまだものを置いておける」と感じてしまい、ものが増える原因にもなるので過剰に収納を増やすのは避けておきましょう。
使い勝手を考慮して、片付けやすい位置を収納場所に決めると出しっぱなしになる頻度が減ります。
ものが増えないようにルールを設ける
「新しいものを買ったら古いものを捨てる」「ものを買う時は収納場所を決めてから買う」など、不用意にものを増やしてしまわないようルールを設けておきましょう。
最初は難しいかもしれませんが、汚部屋をまた片付ける労力を考えると比較的簡単なので、きれいな部屋を維持するためにぜひ続けてください。
汚部屋の片付けなら日本不用品回収センターにお任せ
どうしても自分で片付けるのが難しければ、ゴミ屋敷清掃に対応している業者を頼るという方法もあります。片付けに挫折しそうであれば、日本不用品回収センターにお任せください。
足の踏み場のない、または害虫が発生している状態でも、不用品の片付けや回収から清掃までサポートいたします。
ゴミの中に大切なものが紛れている可能性があるなら、貴重品の探索も請け負います。顔を合わせるのに抵抗がある場合は、鍵を預けていただければ立ち合いなしで作業いたしますので、まずはご相談ください。
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汚部屋を片付ける方法 まとめ
汚部屋を片付ける時は、まずはエリアごとに片付けるか、品目を決めて片付けるかどちらかに決めると、スムーズに作業を進められます。部屋のスペースを占めているものから順に片付けていきましょう。
片付ける日をゴミの日の前日にしておくと、ゴミを保管することなく翌日捨てられます。片付けた後は極力床にものを置かないよう、収納場所を決めて片付け、ゴミはゴミ箱に入れるようにしてくださいね。
ものを増やさないよう、ひとつ買ったらひとつ捨てるといったようにルールを設けることも大切です。
どうしても自分で片付けるのが難しい場合は、ゴミ屋敷清掃業者の利用も検討してみてください。片付けや不用品の回収、清掃まで丁寧にサポートしてもらえます。
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