年末年始に大掃除をした時や、生活環境が変わった時など、ゴミの日には出せない大きさの不用品が出ることがありますよね。粗大ゴミとして自治体に回収を依頼するのが一般的ですが、地域によってルールが違います。
回収方法も品目によって異なるため、つい後回しにしてしまいます。
今回は、大阪府大阪市で粗大ゴミの回収を申し込む方法を解説します。手順や料金、自治体の回収では都合が合わない場合の処分方法もご紹介しますので、大阪市で粗大ゴミを処分する際は是非参考にしてください。
大阪市で粗大ゴミを回収してもらう手順は?
大阪市で粗大ゴミを回収してもらう手順は、次の通りです。まずは申し込みを行い、粗大ごみ処理手数料券(シール)を購入して粗大ゴミに貼り付けましょう。
大阪市で粗大ゴミを回収してもらう手順
- 大阪市の粗大ゴミ収集受付センターに回収を申し込む
- 案内された料金分の粗大ごみ処理手数料券(シール)を購入する
- 粗大ごみ処理手数料券(シール)を粗大ゴミに貼り付ける
- 指定日の朝8:30までに、排出場所に粗大ゴミを出す
8:30以降順次回収が始まります。複数の粗大ゴミを出す場合、一度にすべて取集されないケースもあります。
大阪市で粗大ゴミになるのは何センチから?
大阪市では、一番長い辺の長さが30㎝を超えるもの、直径が30㎝を超えるもの、棒状で1m以上の長さのものが粗大ゴミです。その他にも、大掃除や引越しなどで大量にゴミが出た時も粗大ゴミとして扱います。
大阪市で粗大ゴミとして扱うもの
- 一番長い辺が30cmを超えるもの
- 直径30cm以上の太さのもの
- 棒状で長さ1m以上のもの
- 引越しや大掃除で大量に排出されるゴミ
大阪市の粗大ごみ処理手数料券(シール)の取扱店は?
大阪市では、コンビニやスーパー、郵便局、環境センターなどでごみ処理手数料券を販売しています。販売店には粗大ゴミ手数料券を取り扱っていることが分かるステッカーが貼られているので目印にしましょう。
大阪市の粗大ごみ処理手数料券(シール)の取扱店
- セブンイレブン・ファミリーマート・ローソンといったコンビニ
- イオン・イズミヤ・イトーヨーカドーなどのスーパー
- 市内の郵便局(一部を除く)
- 各環境事業センター
手数料券は、200円・400円・700円・1,000円の4種類あります。払い戻しはされませんので、料金分ぴったりの手数料券を購入してください。
購入した手数料券には、受付番号もしくは氏名を記載し、よく見えるように粗大ゴミに貼り付けておきます。
大阪市で粗大ゴミ回収を申し込む方法は?
大阪市で粗大ゴミの回収を依頼する場合、電話やインターネットで申し込みを行います。聴覚や音声、言語機能に障害がある方などはFAX、はがきでも申し込み可能です。
それぞれの方法について詳しく解説しますので、都合の良い方法を選んでください。
インターネットから申し込む
365日24時間いつでも収集の依頼ができるのが、インターネットで申し込む利点です。申し込み画面の案内に従って、必要事項を入力しましょう。
受付完了後、指定したメールアドレスに受付番号とパスワードが送られてきます。
電話で申し込む
粗大ごみ収集受付センターの受付時間内であれば、電話で申し込むことが可能です。通話中に収集日や受付番号、手数料を伝えられますので、メモを用意してから電話しましょう。
電話で申し込む
|
固定電話
(通話料無料) |
0120-79-0053 |
月~土の9:00~17:00
※祝日・年末年始を除く |
携帯電話
(有料) |
0570-07-0053 |
月~土の9:00~17:00
※祝日・年末年始を除く |
休み明けの月曜日や祝日の翌日は電話が込み合い、つながらない場合がありますので、混雑を避けて申し込むのがおすすめです。
FAXで申し込む
聴覚や音声、言語機能に障害のある方は、FAXでも申し込みが可能です。住所・氏名・粗大ゴミの品目を記載し、下記の番号へFAXしてください。
FAXで申し込む
|
通話料無料 |
0120-53-4153 |
有料 |
06-7639-1432 |
フリーダイヤルに送信できない場合は、下記の有料番号を使用してください。受付完了後、粗大ごみ収集受付センターから収集日や受付番号、手数料についてFAXで返信があります。
はがきで申し込む
聴覚や音声、言語機能に障害のある方は、はがきで申し込むといった方法もあります。住所・氏名・粗大ゴミの品目を記載して、お住いの地域の環境事業センターへ送付してください。
担当の環境センターはお住いの区によって異なりますので、送付先はこちらからご確認ください。
受付完了後、環境センターから収集日や受付番号、手数料が記載されたはがきが届きます。
大阪市で粗大ゴミとして回収できないゴミはある?
粗大ゴミとして回収されるのは家庭用のゴミのみです。事業所で出るごみは対象外となるのでご注意ください。
その他リサイクルが必要な小型家電リサイクル法対象の家電や、市では処理が困難なものも収集されません。
大阪市で粗大ゴミとして回収できない品目
- 事業活動で出るゴミ
- 小型家電リサイクル法対象の家電製品(エアコン・テレビ・冷蔵庫・洗濯機など)
- 冷却にコンプレッサーを使用するウォーターサーバーや製氷機
- 蛍光灯管
- 危険なものや処理が困難なもの(ピアノ・金庫・タイヤなど)
- 建築や増築で出る建築廃材やコンクリートなど
- リサイクルできる古紙
大阪市の粗大ゴミの回収料金は?
大阪市では、粗大ゴミの大きさによって回収料金が異なり、200円・400円・700円・1,000円の4つに区分されています。どのようなものがどの料金になるのか一例をまとめたので、参考にしてください。
大阪市の粗大ゴミ回収料金(※2023年9月現在)
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加湿器・空気清浄機・扇風機・スーツケース・ベビーカー・バーベキューコンロなど |
200円 |
3辺の合計が2m未満の箱型の家具
ファンヒーター・電子レンジ・自転車・車いすなど |
400円 |
3辺の合計が2~2.5mの箱型の家具
ひとりがけのソファ・畳・電動機付き自転車など |
700円 |
3辺の合計が2.5m以上の箱型の家具
椅子型のマッサージ機・ベッド本体・2人掛け以上のソファ・仏壇など |
1,000円 |
大阪市で粗大ゴミ回収料金の減免が受けられる方
条件を満たす方は、申請することで粗大ごみ回収手数料の免除が受けられます。対象となるのは下記の方です。
大阪市で粗大ゴミの免除対象の方
- 生活扶助を受けられている方
- 中国残留邦人等の支給給付が決定されている方
詳しくは、お住まいの地域の環境事業センターにお問い合わせください。
大阪市の回収以外の粗大ゴミの処分方法
大阪市に粗大ゴミ回収を依頼した際は、早くても回収まで4~5日かかります。それでは間に合わない場合や「排出場所まで運び出しが難しい」「費用を抑えたい」など戸別収集が難しければ、他の処分方法を選んでください。
直接クリーンセンターに持ち込む
大阪市では、直接クリーンセンターに持ち込みも可能です。費用は10㎏ごとに90円と収集よりもかなり抑えられるので、運搬する手段があれば検討しましょう。
処理施設に持ち込む場合は、予約が必要です。事前にお住まいの区が担当する処理施設に申し込みを行いましょう。
可燃物でも一番長い辺が1mを超えるものや、最大編が30cmを超える不燃物は破砕処理が必要なため、お住いの区に関係なく舞洲工場に持ち込む必要があります。
大阪市の処理施設(※2023年9月現在)
|
西淀工場 |
西淀川区・淀川区・北区・西区・港区・中央区 |
06-6472-3000 |
東淀工場 |
東淀川区・都島区・城東区・鶴見区・旭区 |
06-6472-3000 |
平野工場 |
平野区・天王寺区・阿倍野区・東成区・生野区・東住吉区 |
06-6707-3753 |
住之江工場 |
住之江区・住吉区・大正区・浪速区・西成区 |
06-6686-8000 |
舞洲工場(破砕設備設置) |
福島区・此花区 |
06-6463-4153 |
八尾工場 |
他の処理施設の状況によって持ち込む場合あり |
072-923-4226 |
営業時間は、いずれの工場も月~金曜日の9:00~12:00、13:00~17:00です(祝日・年末年始除く)。
自治体が連携しているサービスを利用してリユースする
粗大ゴミとして集められた品の中にも、まだ使用できるものが多数あります。大阪市ではゴミの排出を減らすために、ジモティーやおいくらなどの民間事業と連携してリユースを推進しています。
粗大ゴミとして捨てる前に、リユースも検討してみましょう。
自分にとっては不要なものでも、必要としている方がいます。そうした引き取り手を探せるのが不用品譲渡サービスのジモティーです。
条件が合う相手が見つかれば、不用品を無料で引き取ってもらえます。
おいくらでは、複数のリサイクルショップに一括で査定を依頼できます。条件が合ったところに売却することが可能です。
販売店の引き取りサービスを利用する
家電であればジョーシンやケーズデンキなどの家電量販店で、家具ならマナベ家具やニトリといった家具販売店でそれぞれ引き取りサービスが利用できます。
家電量販店は製品によって550~4,400円、家電量販店では1点当たり3,000~4,000円ほどで利用可能です。費用としては粗大ゴミよりも高額ですが、新規購入時などは配送時にそのまま引き取ってもらえるので、手間をかけずに処分できます。
新規購入時のみや、購入品と同じ製品のものなど、引き取りには条件がありますので、詳細は各店舗に問い合わせてください。
不用品回収業者に依頼する
指定された排出指定場所まで運び出しが難しいのであれば、直接自宅まで引き取りに来てくれる不用品回収業者の利用が便利です。電話したその日に回収できる業者もあるので、自治体の回収では間に合わないときも頼りになります。
1点当たり3,000~5,000円程度の費用がかかりますが、複数の不用品を引き取ってもらうならトラック載せ放題など定額プランが利用でき、お得に利用できます。自治体では回収できないピアノや金庫、タイヤなども回収してもらえるので、この機会に様々な不用品をまとめて回収してもらいましょう。
「無料回収」に騙されないで
「無料で回収します」と宣伝しながら走る廃品回収車を見かけますが、ほとんどが悪質な業者です。「回収費用と処分費用は別」と言いながら法外な費用を請求されたり、契約するまで高圧的な態度で迫られる被害が出ています。
粗大ゴミは適切に処分しようとするとどうしても費用がかかります。費用を請求しないということは裏がある場合が多いので、トラブルに巻き込まれないためにも廃品回収車には声をかけないでください。
適切に運営している不用品回収業者は宣伝しながら街中を走るような営業は行いません。不用品回収業者を利用する際は、ホームページで自治体の許可を得ているか確認し、料金の目安や作業実績がきちんと掲載されているところに依頼してください。
大阪市で粗大ゴミを捨てるなら日本不用品回収センターにお任せください!
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大阪市で粗大ゴミを処分する時によくある質問
大阪市で粗大ゴミを処分する時に、よくある質問をまとめました。処分時にお困りことがあれば参考にしてください。
大阪市では粗大ゴミを土日にも持ち込める?
大阪市の処理施設の営業は、月曜日から金曜日までとなっており、土日は利用できません。祝日や年末年始も営業していませんので、ご注意ください。
販売店の引き取りや不用品回収業者であれば、土日も利用できます。
大阪市の粗大ゴミの収集日はいつ?
大阪市では粗大ゴミの収集日が決まっておらず、申し込み時に伝えられます。電話なら早くて4日後、ネットなら5日後が目安です。
引越しシーズンや年末年始など混雑時にはその限りではありませんので、あらかじめご了承ください。
高齢で収集場所まで運び出しができないときはどうしたらいい?
大阪市では、65歳以上の方や障害をお持ちの方など運び出しが難しい場合、環境局の職員が収集をおこなうふれあい収集サービスを提供しています。ご利用を検討している方は、お住まいの地域の環境事業センターにご相談ください。
大阪市で粗大ゴミの回収を申し込む方法 まとめ
大阪市では、電話やインターネットから粗大ゴミの回収を申し込めます。申し込み後は、コンビニやスーパー、郵便局で粗大ゴミ処理手数料券を購入し、指定日の朝8:30までに排出場所に出しておきましょう。
大阪市では、ゴミの排出を減らすために、おいくらやジモティーと提携してリユースを推奨しています。捨てる前に、リユースできないかどうか検討してみてください。
自治体の収集では都合が合わない場合は、その他の処分方法も検討しましょう。新規購入時なら販売店の引き取りサービス、急いで処分したい場合や複数まとめて処分する場合は不用品回収業者の利用が便利です。
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