電動自転車を処分する6つの方法！バッテリーの無料回収についても解説

最終更新日：2024/11/05

このような疑問をお持ちの方は多いのではないでしょうか。

そこで本記事では電動自転車の処分方法を詳しく解説していきます。

処分方法によってメリットやデメリットは大きく異なるので、自分に合った方法を選んで賢く処分をしましょう。

電動自転車を処分する前のチェックリスト

ここから電動自転車を処分する前に確認しておきたいチェック項目を3つ紹介します。

それぞれの処分方法のメリットと注意点もあわせて紹介しているので、自分に適した方法を選んでください。

こちらのチェックリストを確認し、お役立てください。これから一つづつ詳しく書いていきます。ぜひ参考にしてください。

防犯登録を抹消しておく

電動自転車を処分する際は、防犯登録の抹消手続きをしておきましょう。

この手続きをしっかり踏んでおかないと、後々トラブルに巻き込まれる可能性があります。

例えば、次の利用者がそのまま使い続けて、警察から職務質問をされた場合、盗難車と勘違いされて自分にまで連絡が来てしまいます。

また、防犯登録の抹消は所有者とその家族しか行えないため、次の所有者が扱いに困ってしまうということも考えられます。そのため、防犯登録の抹消は非常に重要です。

抹消の手順としては非常に簡単で、身分証を持って自転車販売店に該当の電動自転車を持って行くだけです。

ただし住んでいる地域によって多少の違いがあるため、念のために住んでいるエリアの自転車防犯登録協会に問い合わせておくことをおすすめします。

防犯登録は必ず行う必要があります。電動自転車を処分する前に必ず抹消登録を行いましょう。

売れば処分費用をかけずに手放せる

電動自転車は中古品でも高価なので、使用状態がよければ売却処分も可能であり、売却することで処分費用をかけずに手放せます。

故障や不具合が見られる場合、修理費用を支払うよりも売却して新しく購入する方がお得になることもあるでしょう。

せっかく高値で売却できる電動自転車を、お金をかけてまで捨てるのは非常にもったいないです。

電動自転車は普通の自転車よりも何倍もの価値があるので、できるだけ高値で売って後悔のないようにしましょう。

バッテリーは多くの自治体で処分できないので注意

電動自転車のバッテリーは、自治体や地域のごみ排出では処分できません。

専門業者によってバッテリーの回収とリサイクルが義務付けられているため、処分の際は以下の3つの方法を選択してください。

バッテリーの処分方法を誤ると、重大な事故につながる可能性があるため注意しなければいけません。

過去には、バッテリーを可燃ごみや不燃ごみとして回収してしまった収集車や処理場が発火した事例もあり、大変危険です。

不法投棄も法律で禁じられているので、電動自転車のバッテリーは必ず適切な方法で処分しましょう。

電動自転車の処分方法6選

ここからは電動自転車の処分方法を6つ紹介していきます。

それぞれの処分方法のメリットと注意点もあわせて紹介しているので、ぜひとも参考にしていただき、あなたに合った方法を選んでください。

粗大ごみとして捨てる

最も一般的な方法は粗大ごみに出すことです。

粗大ごみで電動自転車を捨てる手順は以下の通りです。

売るのが面倒な場合は粗大ごみを利用しましょう。

自治体の一例	電動自転車の分別
世田谷区	粗大ゴミ(バッテリーは外して販売店へ)
横浜市	粗大ゴミ(バッテリーは外して販売店へ)
千葉市	要確認
名古屋市	粗大ゴミ

電動自転車の販売店で引き取ってもらう

電動自転車の販売店で引き取ってもらう方法もあります。お店によって処分費用は異なりますが、買い替えるタイミングで古い電動自転車を処分できるため手間がかかりません。

たとえばあさひでは自転車を1,980円で引き取ってもらえます。すでにサイクルメイトに加入している方は無料です。他にもコーナンやイオンでは、自転車を1点購入すると古い自転車を無料で引き取るサービスを提供しています。

これから電動自転車を買い替える方は、引き取りサービスのあるお店で購入すると良いでしょう。

参考：出張修理引き取り・お届けサービス あさひ、イオンバイクモール、コーナン

リサイクルショップに売る

リサイクルショップに売るのが一番のおすすめの処分方法です。

リサイクルショップで売る手順は以下の通りです。

事前に予約をしていないと、スタッフの手が空いておらず査定に時間がかかる恐れがあるので注意してください。

電動自転車は高価で売れやすいので、ぜひとも一度チャレンジしてみましょう。

ジモティーで譲る

電動自転車はジモティーで譲る方法もあります。

ジモティーならたとえボロボロの状態でも、パンクをしていても引き取り希望者が出てくる可能性があります。

利用手順としては以下の通りです。

リサイクルショップで売れなかった場合はぜひとも利用してみてください。

処理施設へ持って行く

処理施設へ持って行くという方法もあります。

10キロで100円などの低料金なので、粗大ごみで捨てるよりも料金を抑えられます。

また他のごみも一緒に処分できるという点も魅力の一つです。

利用手順は以下の通りです。

できるだけお金をかけずにすぐに処分がしたい場合は処理施設を利用してみましょう。

不用品回収業者に依頼する

不用品回収業者に依頼する方法もあります。

手順としては以下の通りです。

買取を行っている業者であれば「買取」→「処分」といった流れで、まずは査定をしてもらえます。

査定後に買取対象で金額に納得がいけば、その場で現金を受け取って売れますし、買取にならない場合はキャンセルをするか、その場で回収をしてもらうかを決めます。

自転車本体とバッテリーは分別が必須

自転車本体とバッテリーは分別して、捨てなければなりません。バッテリーは、処分する方法によっては発火する恐れがある電池です。そのため規定の方法でバッテリーを処分しましょう。

電動自転車を購入したお店ではバッテリーの引き取りを行っていることもあります。電話で購入自転車のバッテリーの引き取りをしていないか聞いてみましょう。

リサイクル協力店に依頼する方法もあります。多くの家電量販店や自動車販売店で古くなったバッテリーの引き取りを行っています。
引き取り対応の可否は一般社団法人JBRCの公式サイトからも確認できます。

自治体に依頼するという方法もあり、バッテリーを有害ごみとして受付している自治体もまれにあります。しかしほとんどの自治体では行っていません。自分が住む自治体で引き取りがあれば利用しても良いでしょう。

電動自転車のバッテリーを処分するには？

電動自転車のバッテリーの処分は、適切な方法で行わなければなりません。

メーカーやリサイクル処分に適応している方法が最も一般的です。

ヤマダ電機やヨドバシカメラで無料回収を依頼する

ヤマダ電機やヨドバシカメラのような家電量販店であれば、電動自転車のバッテリーである小型リチウムイオン電池を回収している店舗もあります。

「JBRC」団体に加盟している企業の製品は、同じくJBRCの協力企業に小型リチウムイオン電池を回収してもらえます。家電量販店も例外ではありません。
しかし、まれに一部の店舗（フランチャイズ）では回収に対応していないので、バッテリーを持ち込んで処分する際は訪ねる前に確認しましょう。

ヤマダ電機やヨドバシカメラは全国に店舗があるため、多くの人が利用できます。ただし、事前に回収可能かどうかの確認が必要です。確認せずに持ち込むと、回収できない場合があります。

近隣にある店舗が回収に対応しているかこちらから検索できます。

ヤマハやブリジストンなどの自転車販売店に無料回収を依頼する

電動自転車を販売している自転車販売店でもバッテリーを回収しています。

処分するバッテリーの電動自転車のメーカーを確認し、購入した店舗に引き取りを依頼しましょう。購入した店舗に赴けない場合は、近隣のメーカー取り扱いの自転車販売店に引き取りしてもらえないか尋ねることをおすすめします。

自転車販売店によっては、バッテリーを購入した場合に限り無料で引き取りしている店舗もありますが、多くの販売店が無料です。

電動自転車を扱う店舗に、引き取りしていないか確認しましょう。

回収ボックスを設置している自治体に処分を依頼する

小型充電式電池リサイクルボックスがある場合は、リサイクルボックスを利用することでかんたんに捨てられます。

小型充電式電池リサイクルボックスは、市役所や家電量販店などに設置されています。近くにある場合はバッテリーを外し持っていきましょう。

インターネットで自治体の回収ボックスを探す方法も便利です。家電量販店の回収ボックスの場所がわからない場合は店員に聞いてみましょう。回収ボックスであれば無料でバッテリーを引き取ってもらえます。

処分する際は、バッテリーの電極にセロハンテープを貼り、流電を防いでから処分してください。

電動自転車を処分する費用

ここでは、電動自転車の処分にかかる費用を処分方法ごとに紹介していきます。

処分方法	処分費用
粗大ごみ	数百円（自治体ごと）
電動自転車の販売店	無料（自己運搬の手間あり）
リサイクルショップ	無料（自己運搬の手間あり） ※買取によってお金をもらえる可能性あり
ジモティー	無料
処理施設	数百円（自治体ごと）
不用品回収業者	500円〜3000円

電動自転車はサイズだけでなく重量も非常に大きく、車を持っている方でも運搬は困難でしょう。

バッテリーの処分だけ注意をし、本体の自転車はジモティーや不用品回収業者のような運搬をしてもらえる方法で処分することをおすすめします。

不用品回収業者で電動自転車を処分するメリットとデメリット

不用品回収業者に電動自転車の処分を依頼するメリットとデメリットは、以下のとおりです。

不用品回収業者は、自宅での回収が可能なので、車がない方や郊外に出向くのが困難な方にもおすすめです。

早朝や夜間を問わず指定日時に回収できるため、仕事で日中は自宅を空けてしまう方にとっても大きなメリットがあります。

一方で、不用品回収業者は他の処分方法よりも処分費用が高額な点がデメリットでしょう。

処分を依頼する際には、複数業者に見積もりを依頼し、相場に適した業者に依頼してください。

電動自転車の処分は日本不用品回収センターがおすすめ

電動自転車の処分は日本不用品回収センターがおすすめです。

なぜおすすめなのか詳しく解説していきます。

豊富な実績

日本不用品回収センターは全国の幅広いエリアに展開している大手の不用品回収業者で、年間20,000件の実績を持っています。

実績が高いということはそれだけ信頼できる業者と考えても問題ありません。

安定感の高い不用品回収業者に依頼したいなら日本不用品回収センターを選びましょう。

24時間365日対応ですぐに対応してもらえる

24時間365日対応ですぐに対応してもらえるのも大きな魅力です。

電話で依頼してから最短30分で駆けつけてくれるので、引っ越し間近ですぐに処分したい時でも安心です。

また日中は仕事で忙しい方でも、24時間対応で深夜に依頼できます。

深夜に依頼できたり、年末年始に依頼できたりする業者は多くないので、利便性は抜群です。

買取と処分を同時に行える

日本不用品回収センターは買取と処分を同時に行えます。

まずは買取を依頼して、買取対象になって金額に納得がいけばその場で売れます。

もし買取対象にならなかった場合は、処分にかかる費用を聞いてから処分するかどうかを決められます。

つまり考え方によっては、処分もできて自宅まで来てくれるリサイクルショップのようなものです。

LINE見積もりも行っているので、気軽に依頼してみてはいかがでしょうか。

電動自転車の処分に関するよくある質問

最後に電動自転車の処分に関するよくある質問を紹介します。

気になる項目があれば確認しておきましょう。

ただし防犯登録の抹消は必要なので、依頼をする前に済ませておきましょう。

また、自分で鍵を壊すという方法でも問題ありません。ワイヤータイプであればワイヤーカッターで鍵を開けられます。

馬蹄錠の場合はマイナスドライバーを差し込んで左右に動かすことで解錠できます。

バッテリーが壊れている電動自転車は通常の自転車よりも不便なので、売ることはあきらめましょう。ジモティーであればもしかしたら無料で引き取ってもらえる可能性はあるので、出品してみるのも一つの手です。

すでに一度バッテリーを交換している場合は、自転車本体のタイヤやブレーキも消耗しています。ですから、バッテリーを交換するか自転車本体を買い替えるか検討しましょう。

バッテリーは数年使っていると使用中に電池が切れやすくなります。充電の頻度が増えたり、使い勝手の悪さを感じたりした時に買い替えましょう。

電動自転車の処分方法まとめ

電動自転車の処分は「防犯登録の抹消手続き」をすることは非常に重要です。

「防犯登録の抹消手続き」をしないまま譲るとトラブルになりやすいです。

また、リサイクルショップに出すにしても処分するにしても「防犯登録の抹消手続き」が終わっていないと対応してもらえません。