包丁の捨て方は？刃の取り扱いや分別など注意点について不用品回収の専門業者が解説

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料理に欠かせない包丁ですが、いらなくなった際は捨て方に困ってしまいますよね。「危険がないように捨てるにはどうしたらいい？」「結局何ごみに分別されるの？」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

この記事では不用品回収の専門業者が、包丁の捨て方について詳しく解説します。刃の取り扱いや分別の注意点についてもご紹介しますので、安全に配慮して適切な方法で捨ててください。

包丁は何ごみで捨てられる？

包丁の分別方法は、自治体ごとに異なります。刃渡りの長さや素材によっても分別方法が変わるので、適切に捨てるためにもお住まいの地域のルールを確認しましょう。

基本的には不燃ごみになる

基本的に包丁は「不燃ごみ」として回収されます。収集のタイミングを確認し、刃を厚紙や新聞紙で包んで安全な状態にしてから出しましょう。
他のごみと混同しないよう分けて出す地域や、「キケン」と表記するよう指示している自治体もあります。

危険ゴミ扱いになる地域もあるので注意

自治体によっては、「不燃ごみ」ではなく「金属ごみ」や「危険ごみ」として包丁を収集します。お住まいの分別ルールを確認してください。

セラミックの包丁は、陶器扱いになります。包丁を金属ごみとして収集する地域でも、セラミックの包丁に限り「不燃ごみ」として扱う場合があるので注意しましょう。

刃渡り30cm以上は粗大ゴミになる地域も

包丁の長さによっては、粗大ごみとして扱われます。「長さ30cm以上のもの」を粗大ごみとする地域も多いので、包丁が30cmあるようなら、お住まいの地域の粗大ごみの基準を確認しましょう。

自治体別包丁の処分方法（2025年5月現在）
自治体	分別方法	粗大ゴミの基準
札幌市	燃やせないごみ （刃先を厚紙で包んで「キケン」と表示する）	札幌市の指定袋に入らない場合は大型ごみ
大阪市	普通ごみ （刃先を厚紙を巻いて「キケン」と記載する）	最大の辺が30cmを超えるものは粗大ごみ
横浜市	金属の包丁は、小さな金属類 セラミックの包丁は、燃えないごみ （いずれも新聞に包み品名を表示する）	柄を含めず30cm以上のものは粗大ごみ
福岡市	燃えないごみ （厚紙で包み「危険」と表示する）	福岡市の指定袋に入らないものは粗大ごみ

包丁の6つの捨て方

包丁の捨て方を、6つに分けて解説します。包丁の品質によっては、売却できる場合もあります。

刃物供養の方法もご紹介しますので、包丁の品質や状態、心情に合わせて適切な処分方法を選んでください。

自治体の分別ルールに合わせて捨てる

基本的には、自治体で不燃ごみや金属ごみとして処分できます。厚紙や新聞紙で刃を包んで「キケン」と記載し、指定された収集日に出してください。

粗大ごみに当たる場合は収集を申し込み、回収日までに手数料分の「粗大ごみ処理券」をコンビニやスーパーで購入しましょう。粗大ごみ処理券を貼り付け、回収日の朝に玄関先に出しておくと回収されます。
 

刃物の買取業者で売却する

職人が手がける高級な包丁や、人気キッチンブランドの包丁などは、刃物買取店で買い取ってもらえる場合があります。包丁の箱やケースなど付属品があれば、査定額を上げられる可能性があるので揃えて査定にだしてください。

包丁を持ち歩きたくない場合は、出張買取が利用できる買取店を選びましょう。

フリマアプリで出品する

メルカリやラクマといったフリマアプリでも、包丁が取引されています。刃こぼれやサビがある場合でも、自分で手入れできる人に購入してもらえる可能性があります。
クレームにならないよう、傷やサビがある旨を商品説明にしっかりと記載しておいてください。

配送時に刃が飛び出すことのないよう、新聞紙や緩衝材を使い厳重に梱包して発送します。
参考：メルカリ公式サイト「刃物類出品時の注意点」

刃物供養してもらう

長年愛用した包丁や形見の包丁であれば、ごみとして捨てるのに抵抗がありますよね。その場合は、刃物供養をお願いするという方法もあります。
岐阜県関市では、毎年「刃物の日」である11月8日に、刃物供養祭を行っています。
参考：岐阜県関刃物産業連合会「刃物供養祭」

 

刃物供養を行っている神社
北海道	札幌市調理師団体連合会　庖丁塚供養祭	毎年7月
千葉県	高家神社 庖丁供養祭	毎月17日
京都府	八坂神社　刃物神社祭	毎年11月8日

回収ボックスを利用する

日本各地の金物店や刃物専門店には、いらなくなった刃物を回収するボックスが設置されています。自分のタイミングで持ち込めるので、捨てたいときに処分できます。
参考：岐阜県関刃物産業連合会「回収ボックスの設置場所」

回収された刃物はリユース・リサイクルされるので、環境にやさしい処分方法と言えます。
 

不用品回収業者に依頼する

包丁以外にも多数捨てるものがある場合は、不用品回収業者が便利です。大きな家具だけでなく、細々した日用品もまとめて引き取ってくれます。

連絡したその日に対応してくれる業者もあるため、急いで処分したいときにも頼りになるでしょう。
 

違法な業者にご注意ください

不用品回収業者のなかには、無許可で営業する悪質な業者も紛れています。不当に高額な費用を請求されたり、不法投棄のトラブルに巻き込まれるおそれもあるので、不用品回収業者を選ぶ際には自治体の許可を得ているか確認しましょう。

許可を得ている業者は、ホームページの会社概要に「一般廃棄物収集運搬業」や「古物商」の許可番号を記載しています。

包丁を捨てるタイミングは？

適切に手入れを行えば10年以上使用できますが、いくら丁寧に扱ってもいずれ寿命が訪れます。研いでも切れ味が戻らない場合は、新しい包丁に交換する時期と言えるでしょう。

落としたりぶつけたりして、割れや歪みが生じた場合も、包丁を捨てるタイミングです。持ち手がぐらついたまま使用すると思わぬケガを招くおそれがあるので、柄の部分も意識してください。

包丁を捨てる際に注意すること

包丁のように鋭利な刃物は、捨てる際には十分な注意が必要です。近隣の方や収集作業員の方がケガをしないよう、適切な方法で処分してください。

包丁は刃の部分を覆ってから捨てる

袋を突き破ることのないよう、刃の部分を厚紙や新聞紙でしっかりと覆い、テープで固定しましょう。危険物とわかるよう、「キケン」と記載してください。

他のごみとは分けて収集日の朝に出す

別のごみと混同しないよう、刃物類は袋を分けるよう指示している自治体も多いので、処分前に確認しましょう。

前日の夜や早朝に出してしまうと人目につかない合間にいたずらをされる可能性があるので、第三者に悪用されないよう、できるだけ収集時間の直前に出すことをおすすめします。

業務上で使用した包丁は産業廃棄物扱い

飲食店で使用した包丁や、売り物だった包丁など、業務上で扱った包丁は家庭ごみとして処分できません。産業廃棄物を処理できる業者に依頼してください。

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まとめ

包丁は、基本的には不燃ごみとして捨てられます。刃を厚紙や新聞紙で覆い、危険のない状態にしてから出しましょう。

人気ブランドの包丁なら、フリマアプリや刃物買取専門店で売却も可能です。捨てるのに抵抗のある思い入れのある包丁なら、刃物供養に出すとすっきりとした気持ちで手放せます。

包丁以外にも捨てたいものが多数あるなら、まとめて引き取れる不用品回収業者が便利です。幅広い定額パックを用意しておりますので、日本不用品回収センターもぜひご検討ください。