
粗大ゴミを出したのに、一向に回収されないなんてことはありませんか。自治体によって粗大ゴミ収集のルールは違うため、何らかの原因で、回収されなかった可能性があります。
この記事では、粗大ゴミが回収されなかった理由をわかりやすく解説しています。回収されなかったときの対処法や、業者を利用する場合のメリットについてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
この記事を読んでわかること
- シールが剥がれていたり手数料が不足すると回収されない
- 粗大ゴミとして回収できない品目もある
- 回収されなかった粗大ゴミを放置すると不法投棄に当たる
- 販売店の回収や不用品回収業者など別の処分方法も検討する
- 不用品回収業者なら、あらゆるゴミをまとめて引き取ってくれる
粗大ゴミが回収されなかった理由

粗大ゴミが回収されなかった理由は、いくつか考えられます。当てはまるものがないか、確認してみてください。
自治体で回収対象外のゴミを出していた
自治体で回収していないゴミを出すと、収集されずに集積場所に残されてしまいます。自治体でゴミとして回収できる品目かどうか、自治体に問い合わせてみてください。
リサイクルが義務付けられているテレビや冷蔵庫、処理が難しいタイヤなどは、粗大ゴミとして自治体では回収していません。スプリングマットやスプリングソファなども、自治体によっては回収不可です。
回収できない自治体が多い品目は、「
粗大ゴミとして回収されない品目」で詳しく解説していますので、そちらもあわせてご覧ください。
シールや受付番号がなかった
粗大ゴミを出す際は、あらかじめコンビニやスーパーで手数料分の「粗大ゴミ処理券」を購入し、粗大ゴミに貼り付けておく必要があります。シールが剥がれていたり、貼り忘れていたりしないか確認してください。
雨の日は特に、シールが剥がれやすくなります。革張りのソファのようにシールが剥がれやすい素材のものもあるので、ガムテープで補強しておきましょう。
わかりにくい場所に貼っていていると、見落とされる場合も。ゴミ処理券は、一目でわかる場所に貼りましょう。
電子決済で手数料を支払った場合は、受付番号を記載した用紙を貼り付けて出します。用紙の準備を忘れないようにしてください。
手数料が不足していた
粗大ゴミは、品目ごとに収集手数料が定められています。金額が不足していると回収されないので、正しい金額のゴミ処理券を用意したか確認しましょう。
複数枚のゴミ処理券を貼り付ける自治体もあるので、枚数もチェックしてみてください。
回収時間の後に出していた
粗大ゴミの戸別収集は、排出時間が決まっています。収集日当日の朝8時までに出すように指示している自治体が多く、回収時間を過ぎてから出した場合は収集されません。
正しい排出時間を確認し、再度収集を申し込みましょう。
収集日を誤っていた
収集日が間違っている場合も、回収してもらえません。回収日を再度確認し、正しい日時に出しましょう。
作業員の方が間違っている可能性も捨てきれないので、問い合わせて聞いてみるのがいいかもしれませんね。
粗大ゴミとして回収されない品目

自治体では、リサイクルが義務付けられている家電や、処理が難しいものをゴミとして収集できません。粗大ゴミが回収されていなかった場合は、自治体で回収できる品目かどうか再度確認してみてください。
リサイクル法対象の家電
テレビ・冷蔵庫・洗濯機・エアコンの家電4品目は、貴重な資源を再利用するためリサイクルが義務付けられており、自治体の粗大ゴミでは処分できません。下記の記事を参考に、指定引取場所に持ち込む、もしくは家電量販店の引き取りサービスなどで処分してください。
サイズや重量が大きいもの
「2m以内のもの」「100kg以内のもの」など、自治体で収集する粗大ゴミに重さや大きさの制限を設けている自治体もあります。規定を超えるサイズや重量のものを出していないか、調べてみましょう。
ピアノについても200kgを超えるものが多く、ほとんどの自治体で回収していません。2m以上あるサーフボードは、切断しないと回収できない自治体もあります。
大阪府大阪市でサーフボードを捨てる場合、半分に切断しないと回収してもらえません。千葉県千葉市の場合は、1.5m以下に切断する必要があります。
処理が難しいもの
耐火性の金庫やタイヤのように「処理困難物」に当たるものは、基本的に自治体で粗大ゴミでは収集していません。スプリング入りのマットレスやスプリング入りのソファについても、処理が難しいため回収していない地域も多いです。
販売店の回収サービスや、専門業者を利用して処分しましょう。
産業廃棄物
事業活動から出るゴミだけでなく、業務用として販売されている製品は、家庭で使用した場合も産業廃棄物です。
業務用として販売されているシュレッダーや冷蔵ストッカーは、自宅で使っていても産業廃棄物として処理する必要があります。産業廃棄物を処理できる資格を持った業者に処分を依頼しましょう。
危険物
発火性のあるものや有害性のあるもの、著しく悪臭を発するものなど危険性のあるものは自治体でゴミとして収集されません。
LPガスボンベはボンベに記載されているガス会社に、ガソリンや灯油はガソリンスタンドに引き取ってもらいましょう。
自治体で回収されない危険物の一例
- LPガスボンベ・ガソリン・灯油など発火性のあるもの
- 異臭を発しているもの
- 農薬や劇薬など取り扱いに許可が必要なもの
回収されなかった粗大ゴミをそのまま放置しない

回収されなかった粗大ゴミをそのまま放置すると、不法投棄に当たります。不法投棄は5年以下の懲役、もしくは1,000万円以下の罰金が課される恐れもあるため、必ず回収されたかチェックしましょう。
粗大ゴミは原則として前日の夜からの排出が禁止されています。再度回収の依頼をしていても、数日かかる場合はめんどくさくとも一旦自宅まで戻しましょう。
マンションやアパートなどの集合住宅の場合は、共用部分に出すため、ほかの入居者の迷惑になってしまいます。
粗大ゴミが放置されていると、同じようにゴミを捨てる人が現れる場合も。そうなると景観が悪くなり治安も悪化してしまうので、必ず放置せず自宅まで持ち帰ってください。
粗大ゴミが回収されなかったときの対処法

粗大ゴミが回収されなかった場合、原因を解消して再度収集の連絡をしましょう。自治体で回収できない場合は、別の処分方法を考える必要があります。
再度収集の連絡をする
シールの貼り忘れや料金の不足があった場合は、適切な料金分の粗大ゴミ処理券を見えやすいところにはり、再度収集の申し込みを行いましょう。収集時間も確認し、時間までに玄関先に出しておきます。
シールが剥がれてしまっていた場合、再度粗大ゴミ処理券を購入しなくとも、控えが残っていれば対応してもらえる場合もあります。収集が終わるまで、粗大ゴミ処理券の控えは取っておきましょう。
別の処分方法を考える
自治体で回収していない品目であった場合は、別の方法で処分しましょう。リサイクル法対象の家電は、指定引取場所へ持って行くといった方法もあります。
販売店に引き取りサービスがある場合は、活用してみてください。状態の良いものは、リサイクルショップやフリマアプリで売却すると利益になります。
処分方法がわからない場合や、「持ち込みが難しい」「急いで処分したい」といった事情があれば、不用品回収業者の利用も検討してください。
自治体で回収されない品目の処分方法
- リサイクル家電は指定引取場所へ持っていく
- 販売店の引き取りサービスを利用する
- リサイクルショップやフリマアプリで売る
- 不用品回収業者を利用する
不用品回収業者を利用するメリット

粗大ゴミが回収されなかった場合は、不用品回収業者の利用も検討しましょう。自治体の粗大ゴミ収集に比べると費用は高くなりますが、さまざまなメリットもあります。
自治体で回収できない品目の処分を任せられる
ピアノや金庫など自治体で回収できない品目も、不用品回収業者なら処分してくれます。粗大ゴミ以外にも、土や石、レンガなど自治体でゴミとして捨てられず困っているものがあれば、合わせて引き取ってもらえます。
重たい大型の家具の運搬をお願いできる
不用品回収業者では、部屋からの搬出もお願いできます。大型の家具を粗大ゴミで収集してもらうとなると、玄関先までの運搬でも相当な労力がかかります。
特に2階以上から下ろすとなると危険も伴うので、プロに任せるのが安心です。
対応が早い
不用品回収業者は連絡したその日に回収に来てくれる業者もあり、迅速な対応が期待できます。粗大ゴミ収集を再度申し込むとなると、回収日が2週間ほど先になるケースもあります。
「退去日までに処分したい」といったように、急いで処分したいときにも便利です。
あらゆる品目をまとめて処分できる
不用品回収業者では、さまざまな品目の不用品をまとめて回収できます。粗大ゴミや不燃ゴミ、資源ゴミを分別し、それぞれ処分の手配をする手間を省けるでしょう。
引越しや断捨離などで処分品が多いときに特に頼りになります。
複数の不用品を処分する際は「定額プラン」のある業者を選ぶとお得に利用できます。軽トラックの荷台に積める分の不用品を回収できる「軽トラック乗せ放題プラン」なら、相場は10,000円ほどです。
業者によって料金設定やプランに含まれるサービスが異なるので、相見積もりを取って比較すると、お得に利用できる業者を見つけられます。
不用品の処分に困ったときは日本不用品回収センターまで

不用品の処分に困ったときは、日本不用品回収センターまでご連絡ください。ピアノや金庫、テレビ、冷蔵庫など自治体では回収していない品目もお引き取りいたします。
幅広い定額プランを用意しており、不用品の量に合わせて適切なプランをご提案します。お部屋からの搬出もお任せいただけますので、重たくて動かせない場合もぜひお任せください。
>>日本不用品回収センターの料金プランはこちら
日本不用品回収センターの特徴
- 年間20,000件以上の回収実績
- 出張見積もり無料
- 買取対応あり
- 即日回収OK
日本不用品回収センターのお客様の声
日本不用品回収センターで不用品を処分した方からは、次のような声をいただいています。
自分で冷蔵庫と洗濯機を処分しようと思ったのですが、重たくて持ち上げられなかったので、日本不用品回収センターさんにお願いしました。部屋からの運び出しもやってくれて、私はただ待っているだけでした。
無理をしたら腰を痛める可能性もあったので、プロにお任せしてよかったです。
引越し前に不要なソファや冷蔵庫を処分したかったので、日本不用品回収センターさんに依頼しました。
その日のうちに来てくれて、手際よく作業してくれました。スタッフさんも愛想良く、親切で気持ちの良い対応でした。
まとめ

粗大ゴミが回収されなかった場合、手数料の不足やシールが剥がれている、収集時間後に出していたなどさまざまな理由があります。処理困難物やリサイクル家電など収集できない品目もあるので、自治体の規定を確認してください。
そのまま放置すると不法投棄にあたるので、次の収集日まで日が開く場合は、一旦家に持ち帰りましょう。
粗大ゴミとして回収されなかった場合は、販売店の回収サービスや不用品回収業者を利用する方法があります。不用品回収業者であれば対応も早く、重たい家具の運搬もお任せできます。