加湿器は、自治体の不燃ゴミか粗大ゴミで処分できます。自治体によって処分できる加湿器の大きさや申し込み先が違うので、注意しなければなりません。
乾燥する季節に重宝する加湿器ですが、掃除しにくく臭いが発生して買い替えを検討する方も多いのではないでしょうか。近年では、加湿器の使い方を誤ると肺炎を発症する報告も散見され、保有している加湿器の処分に踏み切る方もいるでしょう。
本記事では、加湿器を処分する方法を6つ紹介します。注意点や自治体ごとの捨て方についても解説しているので、ぜひ参考にしてください。
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加湿器の処分方法6選!
加湿器を捨てるなら、自治体の不燃ゴミ収集か粗大ゴミで処分する方法が最適です。処分にかかる費用は抑えられますが、収集まで日数がかかるほか、手続きに手間がかかる点は欠点といえるでしょう。
加湿器を処分する6つの方法は、以下の通りです。
それぞれ違ったメリット・デメリットがあるため、自分に合った方法を選んで処分に出しましょう。
下記からは、それぞれについて詳しく解説していきます。
加湿器の処分方法①粗大ゴミとして処分する
サイズが大きめな本格的な加湿器は、自治体の収集では粗大ゴミに分類されることが大半です。粗大ゴミとして処分する場合の費用は、サイズによって変わりますがおおよそ300円から600円くらいです。
しかし、基本的に予約が必須で手放そうと考えてから実際に捨てることができるまでに、およそ1週間の日数がかかるため急いでいる方には向いていません。
なお、粗大ゴミになる細かい条件はお住まいの地域によって違いがあるため、粗大ゴミになると決めつけずに必ず自治体のルールを確認するようにしてください。
デメリット
- 事前に予約が必要で手続きが手間になる
- 最大1週間程度の時間がかかる
加湿器の処分方法②家電量販店で回収を依頼する
多くの家電量販店では、加湿器を含む小型家電のリサイクル回収を行っています。
その店舗で購入したかどうかに限らず回収を依頼できるため、近隣に家電量販店がある方におすすめです。家電量販店の回収サービスを利用する場合の費用は、おおよそ1,000円から2,000円程度です。
回収の依頼は、店頭へ自力で持ち込んでの回収だけでなく出張回収も依頼できます。出張回収も依頼できますが、出張の場合には別途出張費用がかかるので注意してください。
デメリット
- 回収に1,000円〜2,000円程度必要
- 出張回収は別途費用もかかる
加湿器の処分方法③リサイクルショップへ持ち込む
加湿器を手放す際は、リサイクルショップへ持ち込んで処分することも可能です。リサイクルショップとは、いらなくなった家具や家電などの買取と販売を行っているお店です。
もしも手放そうと考えている加湿器が、まだまだ正常に動作する場合は、お金を支払ってまで処分をしなくてもリサイクルショップへ持ち込むことで買い取ってもらい処分をするという選択肢もあります。
買い取ってもらう処分方法の方が、処分にかかる費用を節約することができるため、できることなら処分にお金をかけたくないと考えている方はリサイクルショップへ持ち込む方法がおすすめです。汚れがある加湿器や壊れている加湿器は、買取を断られるので注意しましょう。
デメリット
- 買取を拒否されると持ち帰る手間が増える
- リサイクルショップまで持ち込む必要がある
加湿器の処分方法④フリマアプリで販売する
フリマアプリやネットオークションに出品する方法もおすすめです。フリマアプリとは、個人間でいらなくなった家具や家電を売買することができるアプリです。
もしも手放そうと考えている加湿器が、まだまだ正常に動作する場合は、お金を払って処分をしなくてもフリマアプリに出品することでお金に換えられます。
出品後に買い手が見つかるまでは、アプリのすべての機能を無料で使うことができるため、できることならお金に換えたいと考えている方はフリマアプリへの出品を検討してみましょう。なお、買い手が見つかった場合には手数料が発生するため初めて利用するという方は、注意してください。
デメリット
- 必ず売れるとは限らない
- 出品手続きや郵送手続きが面倒
加湿器の処分方法⑤小型家電リサイクルに出す
小型家電のリサイクルを実施している地域にお住まいの場合は、小型家電リサイクルに出すことでも加湿器を処分できます。自治体によって小型家電の回収ボックスを設置しているか否かは異なりますが、役所や支所、公民館などに小型家電回収ボックスを設置していれば捨てられます。
小型家電リサイクルに出す方法は、下記のとおりです。
小型家電リサイクルに出す方法
- 家電回収ボックス
- ステーション回収
- ピックアップ回収
小型家電リサイクルに出す方法は、お住まいの地域によって違っているため、まずは自治体ホームページを確認しましょう。捨てられる小型家電のサイズも定められているので事前に調べてください。
デメリット
- 対応している市内で在住する必要がある
- 処分できる製品のサイズが限られる
加湿器の処分方法⑥不用品回収業者へ依頼する
手間なく加湿器を処分したい場合は、不用品回収業者gはおすすめです。不用品回収業者とは、各家庭や会社から排出される壊れてしまった家電や使わなくなった家具などの回収・処分をしている業者です。
自宅で使用していた物はもちろん、会社で使用していた加湿器も処分を依頼することができます。不用品回収業者を利用した場合の費用の相場は、1,000円から3,000円です。
不用品回収業者の利用には、他の方法に比べて処分できるまでに時間がかからないというメリットがあり、最短で即日回収してもらうこともできます。どの方法よりもすぐに手放すことができるため、引っ越しなどで処分を急いでいるという方に最適です。
メリット
- 処分まで時間がかからず即日対応も可能
- 面倒な手間を省ける
- 他の不用品もまとめて処分できる
各自治体ごとの加湿器の処分方法について
都市 |
分類基準 |
小サイズ分類 |
大サイズ分類 |
粗大ゴミ処分費用 |
横浜市 |
プラスチック製: 50cm
金属製: 30cm |
可燃ゴミ |
粗大ゴミ |
約500円 |
名古屋市 |
30cm |
不燃ゴミ |
粗大ゴミ |
約250円〜500円 |
大阪市 |
30cm |
普通ゴミ |
粗大ゴミ |
約200円〜400円 |
世田谷区 |
30cm |
不燃ゴミ |
粗大ゴミ |
約400円 |
大田区 |
30cm |
不燃ゴミ |
粗大ゴミ |
約300円 |
川崎市 |
30cm |
小物金属 |
粗大ゴミ |
約200円〜500円 |
参考:横浜市|ごみと資源物の出し方一覧表、家庭ごみ・資源の分別早見表、品目別収集区分一覧表(50音順) – 大阪市、世田谷区粗大ごみ受付センター、粗大ごみ品目一覧、ごみの分別に迷ったら
加湿器の処分方法は自治体によって異なります。多くの自治体では、サイズが30cm以下なら不燃ごみや小物金属として、30cm以上なら粗大ごみとして分類されます。ただし、横浜市ではプラスチック製の場合50cmが基準となるなど、例外もあります。粗大ごみの処分費用は200円から500円程度が大半です。
加湿器を処分する際は、お住まいの自治体のルールを確認し、適切な方法で処分することが重要です。
家電量販店で加湿器を引き取りしてもらうには?
加湿器は、ヤマダ電機やエディオン、ケーズデンキでも引き取ってもらえます。買い替えの必要もなく引き取ってもらえるので、近隣に店舗がある方にはおすすめです
店舗によって回収方法が異なるので、注意しなければなりません。
それぞれのケース別にまとめました。
ヤマダ電機で加湿器を引き取りしてもらう方法
ヤマダ電機では加湿器の引き取りを実施しており、店頭に持ち込めば220円〜1,100円で引き取ってもらえます。
また、指定サイズの段ボールに入れて送る「郵送回収」は1回あたり1,650円にて対応しています。
段ボールに入るサイズであれば複数の小型家電を入れて回収できるため、加湿器以外の家電もまとめて処分したい方におすすめの方法です。
参考:ヤマダウェブコム(小型家電回収)
エディオンで加湿器を引き取りしてもらう方法
エディオンの加湿器引き取りは「小型家電」扱いで1個あたり500円の費用が必要です。
細かな分類としては、3辺合計が120cm以下で重さは10kgあたりのものに分類され、より大きなサイズになると中型家電として1,100円かかります。
エディオンのフランチャイズ店舗に関しては、回収業務を行なっていないため注意しましょう。
また「宅配便リサイクル」として郵送回収にも対応し、3辺合計160cmの箱に重量30kg以内の小型家電を何個詰めても1,958円にて回収可能です。
参考:エディオン(小型家電リサイクル)
ケーズデンキで加湿器を引き取りしてもらう方法
ケーズデンキの加湿器引き取りの取り扱いは小型品目で500円かかります。
基本的には店舗持ち込みによる回収のみ対応しており、もし出張で回収を依頼した場合は別途費用も必要となります。
また、ヤマダ電機やエディオンのような段ボールに詰めての郵送回収サービスも行なっていません。
参考:家電リサイクル(ケーズデンキ)
加湿器を処分する際の注意点について
加湿器を処分する際に注意すべきことを紹介します。注意すべきことを知らないまま処分に踏み切ってしまうと、後々後悔することになってしまうかもしれません。
手放す予定がある方は、事前に確認するようにしてください。加湿器を手放す際に注意すべきことは下記の通りです。
加湿器を処分する際の注意点
- 自治体の回収を利用する場合は不燃ゴミになるケースと粗大ゴミになるケースがある
- 内部の水を全て抜き取っておく
- お住まいの地域ごとに処分方法が異なる
加湿器は使用する際に水を入れるタイプが多いですが、水を入れている加湿器をそのまま処分に出そうとすると、運んでいる最中に水がこぼれてしまう可能性があります。
手放す際は、まず内部の水をすべて捨ててから運び出すようにしましょう。
また、自治体の回収サービスを利用する場合は、不燃ゴミになるケースと粗大ゴミになるケースがあり、お住まいの地域によってゴミ出しのルールが変わってくるため注意してください。
ゴミ出しのルールは、自治体ホームページから確認できるため、確認してから処分することがおすすめです。
加湿器を処分するときによくある質問
加湿器を処分するときに「何ゴミに出せばいいの?」「どのくらいで処分するもの?」などの疑問をお持ちの方は少なくありません。
よくある質問を確認して、加湿器を手早く簡単に処分しましょう。
加湿器は何ごみに出せる?
1辺が30cm未満のサイズの加湿器なら不燃ごみに出せるでしょう。30cm以上の加湿器は粗大ごみになります。
粗大ごみに出すときは300円〜500円程度の費用がかかる地域が多いです。ただし、ごみの分別や処分料金は自治体ごとに決められているので、ホームページを確認してから処分しましょう。
加湿器の寿命は何年?買い替えのサインは?
加湿器の耐用年数は5年程度です。もちろん使用頻度や使い方によって寿命は変わります。フィルターを頻繁に掃除したり、部品交換をしたりすると、耐用年数以上に長く使えることもあります。
加湿器に以下の症状が現れたら、処分を検討しましょう。
加湿器の買い替えのサイン
- 蒸気が出ない
- 水が漏れる
- 稼働中の音が大きくなった
- 電源が入らない
【まとめ】加湿器の処分方法6つを紹介!安く処分する方法を徹底解説
本記事では加湿器の処分方法6選を紹介しました。いかがだったでしょうか?
加湿器を手放す方法は1つでなく複数存在しています。とにかく処分に手間をかけたくない方や急いでいるという方には不用品回収業者の利用が、できる限りお金を掛けたくないと考えている方には自治体の回収サービスを利用する方法がおすすめです。
自分に合った方法を選んで処分するようにしてください。本記事が加湿器の処分方法でお困り中の方のお役に立てれば幸いです。
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