パソコンの平均使用期間は5~7年ほどであり、なかには10年以上も同じパソコンを使用するケースも存在します。
使用期間が長くなるほど不具合や故障が生じやすくなるので、平均使用期間を超過した後は早めに買い替えましょう。
買い替える頻度は決して多くないので、買い替えの間際になって「処分方法がわからない」という方も少なくありません。
パソコンは各自治体で処分可能なゴミとしては扱われていないため、処分方法に困るケースもあります。
本記事では、基本的なパソコンの処分方法をはじめ家電量販店を使用したケースも解説するので、ぜひ参考にしてください。
ヤマダ電機やエディオンを活用したパソコンの処分ステップも紹介するので、合わせて確認しておきましょう。
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パソコンの処分方法

不要になったものを処分したいと考えた時、通常であればゴミの日に出すことになりますが、パソコンはリサイクルが推奨されている製品のため気軽に捨てることができません。
処分方法を7つに分けてご紹介いたしますので、状況に合わせて選択してください。
自治体の小型家電回収ボックスを活用する
各自治体に設置されている「小型家電回収ボックス」に入れることになります。
無料で処分できますが回収ボックスのため、大きいものは入れられないといったデメリットもあります。
設置されていない自治体も多いので、その場合は他の処分方法で処分してください。
デメリット
- 自治体によっては設置されていない
- サイズによっては入れられない
家電量販店の回収サービスを利用する
家電量販店では「小型家電回収サービス」を行っており、パソコンなど特にリサイクルが推奨されているものに関しては無料で回収してもらえます。
宅配リサイクルを利用する場合は、送料と手数料がかかりますが、その他不要な小型家電も一緒に回収してもらうことができます。
メリット
- 無料回収
- 手間がかからない
- 宅配リサイクルを利用する場合はその他小型家電も処分できる
パソコンの回収サービスのある家電量販店は以下のとおりです。
横にスクロールできます
|
無料処分 |
顧客情報 |
データ消去 |
引渡し |
送料 |
ヤマダ電機 |
あり |
必要 |
あり(持込は×) |
配送・持込 |
着払い |
ビックカメラ |
なし
1,958円 |
必要 |
なし
3,498円 |
配送のみ |
着払い |
エディオン |
あり |
必要 |
なし
3,498円 |
配送・持込 |
着払い |
ヨドバシカメラ |
あり |
必要 |
なし
3,498円 |
配送・持込 |
着払い |
ケーズデンキ |
あり |
– |
– |
持込のみ |
– |
無料回収サービスを利用する
パソコンの処分に関しては、無料で回収を行っている業者があります。
基本的にはノート型、デスクトップ型問わず、故障しているものやかなり古いものなどあらゆる状態のものでも無料で引き取ってもらうことができます。
リネットジャパンは国の認可を受けてパソコンの回収をしており、自治体の行政とも連携した行政サービスです。
パソコンのデータ消去に関しては自身で消去する方法と消去をお任せする方法が選べます。
お任せの場合消去証明書が発行され、自身で消去する場合も消去ソフトを用意してもらえます。
町中を巡っているトラックや、空き地で回収を行っているような業者はほとんどが無許可の業者です。
「無料でパソコン回収」を謳っている業者の中には、悪質な業者も多いのでご注意ください。
製造メーカーに依頼する
製造メーカーでもパソコンの処分について対応してもらえます。
ご自身が使用しているパソコンの製造メーカーに処分を申し込み、データの削除を行ってから発送します。
PCリサイクルマークがあるものであれば無料で処分してもらえますが、リサイクルマークがないパソコンであれば処分費用がかかります。
メーカーがパソコンを事業撤退していたり、倒産している場合は対応してもらえませんのでご注意ください。
デメリット
- リサイクルマークがない場合は有料での回収
- 事業撤退や倒産している場合は引き取り不可
フリマアプリを利用して売却する
メルカリやラクマなどフリマアプリ、もしくはネットオークションを活用して売却することも可能です。
部品だけが欲しいという方もいらっしゃいますので、故障して正常に作動しない物でも売却することができます。
その際は『ジャンク品』であることを明記しましょう。
他者にパソコンを渡す場合、データの削除が必要です。
初期化しただけではデータを完全に削除したとは言えませんので、消去ソフトを使用しましょう。
メリット
- 売れれば収入になる
- 故障したものでも売れる場合がある
パソコン買取業者で売却する
まだ使用できる不用品を売却したいと考えた時は、リサイクルショップに持ち込むことが多いと思いますが、パソコンの場合は専門の買取業者が多数あります。
比較的新しいものや最新のOSが搭載されているもの、人気のメーカーのものは高価買取が期待できます。
使用できない状態のものも部品のみ使用するために買い取ってくれることがありますので、相談してみましょう。
持ち込みの場合であればその場で換金してもらうことができるので、すぐにお金に換えたい時は持ち込みがおすすめです。
持って行くのが難しければ、出張買取や宅配買取などを利用しましょう。
メリット
- 売れれば収入になる
- 持ち込みの場合は即日換金
- 出張買取や宅配買取など便利なサービスがある店舗もある
デメリット
- 新しいものや人気のメーカーでないとあまり値段が付かない
不用品回収業者に回収を依頼する
お近くに回収ボックスや家電量販店がない場合、処分費用はかかりますが不用品回収業者に依頼する方法もあります。
「サイズが大きくてボックスに入れられない」「梱包するのが難しい」など何かと悩みが多いパソコンの処分ですが、不用品回収業者であればどんなパソコンも自宅まで引き取りに来てくれます。
問い合わせた当日に回収にきてくれるところも多く、急いでいる時にも安心です。
深夜や早朝の回収に応じてくれる業者もありますので、「忙しくてなかなか処分できない」という方にもおすすめです。
他にも処分に困っているものがあれば、まとめて引き取ってもらいましょう。
メリット
- どんなパソコンでも引き取ってもらえる
- 自宅まで回収に来てもらえる
- 他に不用品があればまとめて処分できる
【悪徳業者にご注意ください】
不用品回収業者にも悪徳業者と呼ばれる悪質な業者があります。
トラブルに巻き込まれる恐れもありますので、許可を得て運営している業者かどうかしっかり確認しましょう。
許可を得て運営している業者は「一般廃棄物処理業許可」か「古物商許可」のいずれかを取得しており、ホームページで確認することができます。
パソコンの処分にかかる費用や方法は?

不用なパソコンの処分方法には、回収ボックスやフリマアプリを利用した無料処分をはじめ、不用品回収業者や買い替え時の引き取りなど有料な処分方法もあります。
自身に最適な処分方法を選択するとともに、各処分方法にかかる費用も合わせて確認しておきましょう。
以下では、主な処分方法と一般的な費用相場を紹介するので、パソコンの処分を検討している方はぜひ参考にしてください。
処分方法 |
処分にかかる費用 |
家電量販店 |
1,950円〜1,958円 |
製造メーカー |
3,300円〜4,400円 |
不用品回収業者 |
1,000円〜2,000円 |
家電量販店での回収
家電量販店でのパソコン処分方法は、パソコンの店頭回収と宅配での回収によっての方法の2つに分けられています。
ほとんどの家電量販店で宅配での回収サービスが採用されており、ダンボール1箱での料金精算で、他にも処分したい小型家電を同封して処分することも可能です。
家電量販店ごとのパソコンの処分料金(2025年4月現在) |
ヨドバシカメラ |
2,200円 |
・宅配での配送処分:2,200円
・店頭持ち込みでは処分費用はかかりません。 |
ビッグカメラ |
1,958円 |
・宅配での配送処分:1,958円
・店頭持ち込みでの処分はできません。 |
ジョーシン |
1,958円
(WEB会員価格) |
・宅配での配送処分:1,958円
・店頭持ち込みでは処分費用はかかりません。 |
各家電量販店でのパソコン処分の方法や注意点も併せて確認しておいてください。
製造メーカーに依頼する
製造メーカーに依頼する場合、PCリサイクルマークがあるものは無料で処分してもらえますが、ない場合は有料となります。
かかる費用の目安は下記の通りです。
製造メーカーでの処分費用(2025年4月現在) |
デスクトップ型(本体) |
3,300円 |
ノート型 |
3,300円 |
液晶ディスプレイ・液晶ディスプレイ一体型 |
3,300円 |
ブラウン管ディスプレイ・ブラウン管ディスプレイ一体型 |
4,400円 |
不用品回収業者での回収
不用品回収業者でパソコンを処分する場合の費用の相場は、1,000~2,000円ほどです。
業者の中にはカゴ車載せ放題など少量の定額サービスを設けている業者もあります。
小型の家電や家具であれば利用できますので、他にも処分したいものがあれば非常に便利です。
少量の定額パックは5,000~10,000円が費用の相場となっています。
パソコン廃棄をヤマダ電機やエディオンに持ち込みで依頼するには?

家電量販店に持ち込んで手元のパソコンを廃棄処分する前に、パソコン内の重要な情報が含まれたデータを完全に削除しておきましょう。
データを完全に消去できていなければ、復元ソフトを使用して簡単に復元可能なので、IDやパスワード、カード情報を悪用される危険性もあります。
ヤマダ電機やエディオンなどの家電量販店で手元のパソコンを廃棄処分する前には、必ずデータを完全削除してください。
以下では、パソコンを持ち込んで処分可能な家電量販店を一つずつ紹介します。
ヤマダ電機
ヤマダ電機に廃棄予定のパソコンを直接持ち込んで処分する場合、事前に持ち込み予定の店舗に連絡を入れておきましょう。
ルール上は事前連絡がなくても持ち込み処分は可能ですが、店舗の混み具合によって処分対応の時間が長くなる可能性があります。
スムーズなパソコン処分を検討されている方は、事前に持ち込み予定の店舗にパソコン処分の旨を伝えておいてください。
ヤマダ電機では、直接持ち込まれたパソコンの処分は無料で実施しており、本体の破損や欠損も問題なく回収しています。
ただし、パソコン内のデータ消去には別途5,500円の作業費が発生する点には注意してください。
エディオン
エディオンでもパソコンの回収処分を実施しており、宅配での回収は存在せず持ち込みでの処分のみに対応しています。
パソコン処分にかかる費用は無料であり、パソコン本体を含めたキーボードやスピーカー、マイクなども処分費用は一切かかりません。
ディスプレイ用のモニターは、サイズに合わせて550円〜4,400円の処分費用が発生する点には注意が必要です。
また、エディオンではパソコン内のデータ削除は持ち込み主の自己責任で対応しているので、持ち込む前に自身の手でデータを削除しましょう。
ビックカメラ
ビックカメラでは、新しくパソコンを購入した場合にのみ店舗への持ち込みでパソコンの処分を実施しています。
データ削除に関してもサービスが手厚く、パソコンのHDDを最大2つまでは目の前で無料で破壊可能なサービスもあり、情報管理の面では安心です。
データ削除に不安がある方や初期化がうまくできない方には、ビックカメラは非常におすすめの家電量販店でしょう。
ただし、処分可能な品目はノートパソコン限定なので。デスクトップパソコンやタブレット端末の処分には対応していません。
ノートパソコン以外の製品は、別の方法で処分しなければいけない点には注意してください。
ヨドバシカメラ
ヨドバシカメラでは、パソコンを店頭に直接持ち込んだ場合にのみ無料回収が可能です。
ヨドバシカメラはカーナビやデジタルカメラ、タブレット端末などの小型家電の無料回収があり、パソコンも小型家電の品目に含まれています。
破損や欠損のあるパソコンも問題なく回収可能なので、手元に不用なパソコンが数多くある方はぜひこの機会に処分しましょう。
パソコン内のデータ消去は基本的には持ち込み主が対応しますが、1台3,498円でデータ消去も店舗で可能です。
データ消去に不安が残る方は、トラブルから身を守るために費用をかけてデータを削除してください。
ケーズデンキ
ノートパソコンを含むパソコン全般とタブレット端末の無料処分なら、ケーズデンキの利用もおすすめです。
ケーズデンキでは、パソコンの無料処分に対応しており、余計な費用は一切かかりません。
回収対応を実施している品目はパソコン本体であり、PCモニターや外部接続のビジョン等は有料処分になる点には注意してください。
また、データ消去されていないパソコンはケーズデンキでは処分不可なので、必ずデータを削除してから持ち込みましょう。
パソコンの処分なら日本不用品回収センターにお任せください

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パソコンの処分に関するよくある質問

パソコンを処分する時によくある疑問や質問をまとめました。
処分方法についてお困りごとがあれば参考にしてください。
パソコンを処分する時ってデータの削除は必要なの?
初期化するだけではデータを完全に削除したとは言えませんので、消去ソフトを利用してデータを完全に削除する必要があります。
回収ボックスに入れる場合もですが、売却する場合は必ず消去ソフトを利用してデータを処分しましょう。
パソコンのデータを消去するソフトは2,000~4,000円ほどで販売されています。
壊れたパソコンをエディオンで処分できますか?
エディオンでもパソコンを処分できます。店頭に持ち込めば回収してもらえますが、事前に問い合わせておき持ち込む日時などを伝えておくことをおすすめします。
エディオンをはじめヤマダ電機やケーズデンキなどの家電量販店では小型家電リサイクルを行っており、パソコンであれば無料処分が可能です。
送料はかかってしまいますが、宅配リサイクルサービスでも、パソコンの処分に対応しています。
処分方法や処分費用に関する最新情報を得るために、家電量販店を利用した処分を検討されている方は、必ず持ち込み予定の店舗に事前に問い合わせましょう。
STEP.1
パソコンを店頭に持ち込む
パソコンをお近くのヤマダ電機に持ち込みます。データは必ず削除しておきましょう。
STEP.2
サービスカウンターで受け渡す
パソコンをスタッフに渡します。ただし、パソコンの回収に対応していない店舗もあるため、持ち込む前に連絡しましょう。
パソコンを無料で処分する方法は?
自治体に設置されているリサイクルボックスに入れる方法であれば、無料で処分することができます。
家電量販店でも無料回収を行っていますので、お近くに家電量販店があれば利用しましょう。
無料回収サービスを行っている業者もありますので、そういったものを利用するのもおすすめです。
業者の中には悪質な業者も紛れているため、許可を得て運営しているところに依頼するようにしてください。
まとめ|パソコンを処分する際は適切な方法で処分しましょう

パソコンはリサイクルが特に推奨されているため、自治体の燃えるゴミや大型ゴミで捨てることができません。
自治体の回収ボックスに入れる、もしくは家電量販店や無料回収サービスを行っている業者に依頼しましょう。
パソコンの無料回収を謳っている業者の中には、悪質な業者もあるため許可を得て運営しているかどうか確認してから依頼してください。
急いでいる方や他にも処分したい不用品がある方は、不用品回収業者に引き取ってもらうのもおすすめです。
記事の執筆者
日本不用品回収センター
関東や関西で年間20,000件の実績のある不用品回収業者(
第451910009933号)。不用品回収業界歴5年以上のプロが各記事を執筆。実際の回収作業で得た知識や経験をもとにわかりやすく伝えることを心がけています。
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