背もたれの高さや脚部の角度を調節できる電動ベッド。リラックスできる姿勢を保てるため睡眠の質を上げるほか、体力が低下した方の起き上がり動作を補助できます。
さまざまなメリットがある反面、一般的なベッドよりも重たいため、処分方法に困っている方もいるのではないでしょうか。
この記事では、電動ベッドを処分する方法を7つに分けて解説します。解体やメーカーの引き取り対応についても記載しています。
この記事を読んでわかること
- 電動ベッドを処分する方法
- 電動ベッドを処分する費用
- 自治体によっては重量制限があるので処分できない
- ニトリやフランスベッド・パラマウントベッドの引き取り対応
- 介護用のベッドはレンタル品や備品の場合があるので注意
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電動ベッドは自治体によって粗大ゴミで収集できない場合も

粗大ゴミの収集に重量制限を設けている自治体もあり、規定の重量を超える電動ベッドは回収してもらえません。電動ベッドはシンプルな折りたたみ式のもので50kg、セミダブルのタイプだと100kgを超えるものもあるため、重量制限を超える可能性があります。
解体済みの電動ベッドでないと、粗大ゴミとして回収できない自治体もあるので、お住まいの地域の重量制限やルールを調べておいてください。
各自治体の電動ベッドの扱いや重量制限(2025年2月現在)
|
大阪市 |
介護用ベッドは解体済みのもの(マットレスは別途回収) |
名古屋市 |
100kg以上のものは販売店へ問い合わせるよう記載 |
神戸市 |
単品で70kgを超えるものは回収不可 |
京都市 |
マットレス一体型のみ受付(体積や重量が著しく大きいものは回収不可) |
札幌市 |
単品で100kgを超えるものは回収不可 |
解体できれば規定の重量に収まる
1つのパーツが規定の重要に収まるように解体できれば、粗大ゴミとして収集されます。ただし、金属製のパーツが多く解体しづらい電動ベッドもあります。
基本的にはネジやボルトで固定されていますが、専用の工具が必要な場合も。
モーター部分の無理な取り外しは危険です。安全に配慮し、作業できる範囲で解体してください。
解体しても回収できない自治体もあるので、問い合わせてから作業を開始しましょう。
解体できない場合の処分方法
解体できない場合は、販売店の引き取りサービスや不用品回収業者を依頼しましょう。「100kgを超えるものは販売店に相談」など、販売店への問い合わせを指示している自治体もあります。
不用品回収業者では、解体や部屋からの搬出も依頼できます。粗大ゴミで処分するには玄関先までの運搬が必要なので、「そもそも重たくて部屋から出せない」といった場合にも業者への依頼を検討してみてください。
電動ベッドを処分する7つの方法

電動ベットを処分する方法を、7つに分けて解説します。解体・運搬が必要な方法や、電動ベットの状態によって利用できない方法もあるので、状況に合わせて選択してください。
自治体の粗大ごみで捨てる
規定以内の大きさ、重さの電動ベッドなら、自治体の粗大ゴミで収集してもらえます。回収を自治体に申し込み、収集指定日に玄関先へ出しておくと回収されます。
手数料は、スーパーやコンビニで粗大ゴミ処理券を購入して支払います。購入した粗大ゴミ処理券を、電動ベッドに貼り付けておいてください。
電子決済が利用できる場合は、受付番号を書いた用紙を貼り付けておきます。
収集は10日ほど先になる自治体も多いので、スケジュールに注意しましょう。
クリーンセンターに持ち込むメリット
- 費用は比較的安い
- マットレス一体型・折りたたみ式なら処分しやすい
クリーンセンターに持ち込むデメリット
- 玄関先まで運搬が必要
- 解体が必要な場合もある
- 収集日が先になる
マットレスは別で処分する必要がある自治体もあります。マットレスの処分方法は、下記の記事を参考にしてください。
クリーンセンターに持ち込む
平日の日中に運搬できるなら、クリーンセンターに直接持ち込むといった処分方法もあります。地域によっては、粗大ゴミの収集を依頼するよりも費用を抑えられます。
クリーンセンターに持ち込むデメリット
- 運搬する手段が必要
- 搬入時間が平日の日中のみの場合も
販売店の引き取りサービスを利用する
電動ベッドを販売する販売店やメーカーでは、引き取りサービスを実施しています。新しいベッドの購入時のみ利用できるメーカーもありますが、自社の電動ベッドであれば、無料回収しているメーカーもあります。
メーカーや販売店によって対応や費用が違うので、詳しくは「メーカーや販売店の対応」をご覧ください。
販売店の引き取りサービスのメリット
- 無料回収しているメーカーもある
- 運搬する手間が省ける
買取サービスを利用する
状態の良い電動ベッドなら、売却も可能です。新品は高額なため、中古品も需要があります。
運搬は大変なので、出張買取の利用がおすすめです。
一般的なリサイクルショップでは保管に場所を取るため、買取を断られるケースも多いです。電動ベッドの買取実績があるところや、介護用品を専門的に扱う買取店を利用しましょう。
買取サービスを利用するデメリット
- 年式の新しいもの、使用感の少ないものに限る
- 対応できる買取店が限られる
フリマアプリを活用する
フリマアプリでも、中古品の電動ベッドが出品されています。売却価格を設定できるため、買取店を利用するよりも利益を得やすいでしょう。
ただし、大型の製品のため配送料が高額になります。直接引き渡しや送料を購入者負担にするなど、工夫して費用を抑えましょう。
フリマアプリのデメリット
- 出品や交渉に手間がかかる
- 配送料が高い
- 売れるとは限らない
寄付する
使用感が少なくまだ使用できる状態なら、寄付するという方法もあります。寄付先によっては、モーターのタイプやメーカーを限定しているので、需要を調べてから送りましょう。
江東区社会福祉協議会では、購入から8年以内のパラマウント社製の電動ベッドに限り、寄付を募っています。
参考:江東区社会福祉協議会 介護用電動ベッドの寄付についてはこちら
寄付のデメリット
- 状態の良いものに限る
- 種類やメーカーの制限がある場合も
不用品回収業者を利用する
運搬が難しい場合は、不用品回収業者に依頼しましょう。自宅からの搬出や解体もお願いできます。
遺品整理で電動ベッド以外にも処分品が多数ある場合は、まとめて回収してもらえます。
連絡したその日に回収できる業者も多く、急いで処分したいときも頼りになるでしょう。
不用品回収業者のメリット
- 自宅からの搬出や解体もお願いできる
- その他不用品もまとめて処分可能
- 即日処分を依頼できる
悪質な業者にご注意ください
業者の中には、不当に高額な費用を請求する悪質な業者もあります。トラブルを避けるためにもホームページをチェックし、一般廃棄物収集運搬業や古物商の許可を得ていることがわかる不用品回収業者を利用してください。
電動ベッドや介護ベッドを処分する際の注意点

介護ベッドや電動ベッドは、私物でなくレンタル品や施設の設備の場合があります。不用意に処分すると損害金を請求される場合があるので、処分する前に確認してください。
福祉用具のレンタル品は返却する
福祉用具としてレンタルした電動ベッドは、返却が必要です。介護のため使用している電動ベッドの場合、レンタルのケースも多いので注意しましょう。
ベッドのフレームにラベルやレンタル先の情報がないか確認してください。
老人ホームの備え付けになっていないか確認する
介護用のベッドを備品として備え付けている高齢者施設もあります。退去の際は、備品かどうか確認してから片付けましょう。
メーカーや販売店の対応は?

電動ベッドの販売店や製造メーカーでは、不要になったベッドの引き取りサービスを実施しています。主要な電動ベッドのメーカーの対応をまとめましたので、参考にしてください。
ニトリ
商品の購入時に配達を依頼した場合は、有料の引き取りサービスが利用できます。引き取りを依頼できるのは、購入した家具と同数量、または同容量の家具です。
ニトリの引き取り費用(2025年2月現在)
|
1回の利用
(同容量の「配達員設置」家具を購入した場合のみ) |
4,400円〜 |
参考:ニトリ 引き取りサービスについてはこちら
引き取りサービスを利用できるのは、「配達員設置」と記載のある商品を購入した場合のみです。組み立て家具を購入した場合は、引き取りサービスを申し込めません。
詳しくは、下記の記事をご覧ください。
フランスベッド
商品を購入したタイミングなら、購入した商品と同種・同サイズ・同数量の品に限り、有料の引き取りサービスを利用できます。電動ベッドも、電動フレームのベッドの購入時なら引き取りを依頼できます。
フランスベッドの引き取り費用(2025年2月現在)
|
電動フレーム(シングル・セミダブル)
マットレスはベッド費用が必要 |
16,500円〜 |
マットレス(シングル) |
7,700円〜 |
マットレス(セミダブル〜キング) |
8,800円〜 |
参考:フランスベッド 不用品の引き取りについてはこちら
パラマウントベッド
INTIMEシリーズのベッドは、不要になった際に無料で引き取ってもらえます。利用するには、パラマウントベッドの会員サービスへの登録が必要です。
参考:パラマウントベッド ベッドの引き取りについてはこちら
電動ベッドを処分する費用

電動ベッドを処分する費用をまとめました。
粗大ごみの費用やクリーンセンターへの持ち込みは、自治体によって手数料が異なります。サイズによって費用が変動するケースもあるので、お住まいの地域の手数料を確認してください。
電動ベッドを処分する費用(2025年2月現在)
|
粗大ゴミ |
1,000〜3,000円 |
クリーンセンターに持ち込む |
無料〜1,500円 |
販売店の引き取りサービス |
無料〜16,500円 |
寄付 |
無料 ※送料は寄付先と相談 |
不用品回収業者 |
8,000円〜 |
電動ベッドの処分なら日本不用品回収センターへ

電動ベッドの処分は、日本不用品回収センターにご依頼いただけます。重量のあるベッドを無理に運ぼうとするとケガをする恐れもあるので、プロにお任せください。
遺品整理やゴミ屋敷清掃など、あらゆるお片づけに対応しています。不用品の回収量に合わせて適切なプランをご提案いたしますので、まずは無料見積もりをご依頼ください。
日本不用品回収センターの特徴
- 年間20,000件を超える回収実績
- 遺品整理やゴミ屋敷清掃にも対応
- 幅広い定額プランを用意
- 即日回収に対応
日本不用品回収センターで不用品を処分したお客様の声
日本不用品回収センターで不用品を処分したお客様から、いただいた声をご紹介します。買取にも対応していますので、状態の良いものがあれば査定もいたします。
冷蔵庫や洗濯機を処分したかったのですが、自分で動かせなかったので日本不用品回収センターさんに連絡しました。取り外しもやってくれたので、お願いして正解でした。
いくつかの業者に査定を依頼したのですが、買取できるこちらが最安でした。処分したい不用品が多かったので、費用を抑えられて助かりました。
まとめ

自治体によっては重量制限を設けており、粗大ごみで収集できない場合もあります。解体が必要な自治体もあるので、お住まいの地域の規定を確認してください。
介護ベッドはレンタル品や施設の備品である場合も多いので、確認してから処分しましょう。
自治体での処分が難しい場合は、メーカーの回収サービスや不用品回収業者の利用も検討してください。急いで処分したいときや、他にも不用品が多数ある場合は、不用品回収業者の利用も検討しましょう。
状態の良い電動ベッドは、買取店・フリマアプリでの売却や寄付する方法もあります。
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